スウェーデンでGK襲撃事件…ピッチ侵入の男を逮捕、試合打ち切りに

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 スウェーデン1部リーグ(アルスヴェンスカン)で、GKの選手が“襲撃”される事件が起きた。15日に行われた第18節、ヨンショーピング・ソードラIFとエステルスンドの一戦での出来事を、スウェーデンメディア『fotbollskanalen』やイギリスメディア『BBC』が伝えている。

 試合はアウェーのエステルスンドが25分に先制した後、77分にヨンショーピング・ソードラIFが同点ゴールを挙げ、スコアは1−1となっていた。そして“襲撃”事件は試合終盤の90分に発生した。反対側のエンドでプレーが展開される中、ピッチに侵入した男がエステルスンドのスウェーデン人GKアリー・ケイタを背後から追いかけ、同選手に襲いかかった。

 白いフードをかぶって顔を覆っていた犯人は17歳の男で、即座に警備員によって取り押さえられた。騒然となるスタジアムはブーイングに包まれ、男はピッチ外へと連行。逮捕され、取り調べを受けているという。

 顔を抑えてピッチに倒れ込んだケイタはメディカルスタッフの治療を受けた。後半アディショナルタイムに入ったところで中断した同試合は打ち切りが決定。被害を受けたケイタは「ショックを受けているし、怒っている。こんなことが起きるなんて、恐ろしい」とコメントしている。