TOKYO FM「シンクロのシティ」のコーナー「Voice of Tokyo」では、ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。

7月7日のテーマは「私の60歳を想像する回」でした。昔と比べ、今の60代は心も体も元気。今は60代以上の7割の人が、「定年後も働く」ことを望んでいるそうです。もちろん、定年後はゆったりと自分の趣味や家族に時間を費やしたいと考える方もいるはず。皆さんは60歳の自分を、どのように想像しますか?

(TOKYO FM「シンクロのシティ」2016年7月7日放送より)



【7月7日のテーマ】

「私の60歳を想像する回」


◆吉祥寺でキャッチした25歳の男性

「その時にやりたいことをやれればいいかな? 定年は65歳です。多分、働いていると思います。

(今の仕事は続ける?)

特に決めてないですけど長くいないだろうなとは思います。ずっと同じ狭い世界にいるよりは、違う世界も見た方が人間的に深まるかなぁと思います」

◆東村山でキャッチした36歳の女性

「お金にあまり苦労しないで暮らしたいです! なるべく貯金するようにしていて、年金も微妙な感じなので年金保険をかけてます。

(その他ではどうですか?)

働くよりかは楽しく過ごしていたい! 国内や海外にもいっぱい行きたいですね」

◆神田でキャッチした38歳の男性

「まだ働いていると思います。

(定年後、第二の人生とかは?)

もう少し先でもいいかな。60歳はまだ元気だと思うので、65歳過ぎてからでいい。今の仕事が楽しいので、その時も同じ仕事をしていたいという願望があります」

◆笹塚でキャッチした38歳の男性

「実際、想像がつかないですね。自分の親みたいになっているのかなぁと。

(仕事は?)

続けていると思います。定年は60歳です。

(60歳の自分に期待は?)

そんなにないですね。自分の今の積み重ねだと思うんで」

◆吉祥寺でキャッチした50歳の女性

「あと10年くらいです。今の年齢を迎えたのも驚きなくらい実際の年齢と解離(かいり)してる感じです。もう少し色んなことができて、大人になれると思ってましたけど、なかなか……。

(楽しみと不安はどっち?)

今はまだ不安です。10年後にはより良くなってればいいかなと思います」

◆神田でキャッチした52歳の女性

「想像できないですよね。このまま何も変わらなそうな感じもあるけど、身体は衰えていくから、その不安はある。だけど、友人もいるし、仲良く明るく生きていけるのかなって思うところもある。わりと流されて生きてきたので、明確なビジョンがないですね。20代からビジョンがあったらよかったけど、何も考えないできちゃった。60代をどうしてるか、不安も多いかな。もし元気で可能なら、事務職以外をやってみたい。身体を動かす接客とかもやってみたいな」

◆東京駅でキャッチした57歳の男性

「60歳になってもあまり変わらず、今までの継続だと思います。旅行したり料理したりスポーツもやれるとこまでやっていきたいですね。定年も先延ばしになるような感じなので、会社にいれるとこまでいようかなって思っています!

(漠然とどんなことをやりたいですか?)

今持っているビルの一室でカフェみたいなライブハウス! 若者集めてミニライブをできるような。半分道楽のような感じで気楽に(笑)。友達と飲んだときに話してますね!」

【「働いていたい」…まだまだ現役、現代の60歳】

今回は年代の若い順に街の声を並べてみました。

若い人はもちろんのこと、60歳まであと10年……という年代の方でも、具体的なイメージはあまりないというリアルな結果に。

少し前の時代までは「60歳で定年というターニングポイントを迎え、第二の人生に」というイメージでしたが、その考え方自体が前時代的であるかもしれないと思えました。

趣味などをやってのんびり……というよりも「仕事をして社会の一員でいたい」という意見の多さは、特に男性に多い気がします。

【1年後の自分を信じる!】

パーソナリティの堀内貴之は今回の東京の声を聴き、こんなコメントをしていました。

「僕も今の自分より1年後の自分の方がより良い自分であると思っているんですけど、体力的にはどうしても歳を重ねれば下り坂になりますよね。でも総合的に見れば今より良いって勝手に思っています。今日の自分より1年後の自分の方が良い解決策を出せるって、まだ信じて生きています。

僕は長期的なビジョンを持って計画的に生きるということがないんです。流れとか直観的なことを優先しすぎた故に、ビジョンとか持てなくて。

でも、これからの60から65歳くらいの方々が、会社を辞めた後にもう一度やりたいことをやって、良い見本になってくれたらいいなと思います。今日の放送を機に、僕ももう一度考えてみようかな。でも正直、5年先の自分さえ想像できない(笑)。道行く子どもたちに挨拶されているようなおじさんになっていたらいいな」

意外と難しかった、「未来の自分」の想像。

でもきっとその想像は、決して無駄にはならないはずです。

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<番組概要>

番組名:「シンクロのシティ」

放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50

パーソナリティ:堀内貴之、MIO

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/