城北、1回戦の再現ならず 日大一がコツコツとコールド勝利!

 第1試合の熱戦により50分遅れでのプレイボールとなった明治神宮球場での第2試合は、日大一vs城北。日大一はこれが初戦。城北は11日の1回戦で文教大付を6対4と逆転で下している。城北はこの勝利で疲れを跳ね除け勢いとするか。

 日大一は初回、死球とエラーで一死一三塁のチャンスを得ると、4番・大矢 晃司がタイムリーツーベースを放ち1点先制。2回には1番・浅賀 雄貴のタイムリーツーベース、3回には城北のエラーと守備のスキを突きでさらに1点を追加。じわりじわりと加点しリードを広げていく。

 一方、早いうちに追いつきたい城北は3回裏、二死から1番・谷戸 駿がこの試合チーム初ヒットとなるツーベースで出塁。するとすかさず2番・内山 智貴がタイムリーを放ち1点を返す。内山は一塁上でガッツポーズとともに雄叫びを上げ、ベンチ、スタンドは大いに盛り上がる。

 だが、日大一は続く4回表、8番・弓井 智之祐、9番・岩上 大輝、1番・浅賀の3連打で1点を追加。さらに内野ゴロと3番・大塚 巧巳のタイムリースリーベースでこの回3点をあげ6対1と城北を突き放しにかかる。

 何とかチャンスを作り、前日の逆転勝利の再現をしたい城北だったが、日大一投手陣を前にチャンスらしいチャンスを作ることが出来ず。逆に日大一は6回には3番・大塚のタイムリー、8回には2番・菅野 颯人のタイムリーなどで2点を追加。その裏の城北の攻撃を抑え、9対1とし8回コールドゲームを成立させ勝利。3回戦へと駒を進めることとなった。

(文=青木 有実子)

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