内川 聖一選手(福岡ソフトバンクホークス)に聞く!高校時代のゲン担ぎ
夏本番!皆さんは試合前や試合中にどんなゲン担ぎをしていますか?今回は、一流のアスリート選手たちが行っているゲン担ぎを伺いました!
高校時代は場面ごとにアンダーシャツを着替えていた!僕は高校時代はゲン担ぎをやっていました。高校野球はトーナメントなので、負けたら終わりの世界。それなので、心が安定することであれば、取り入れた方がいいと思って、ゲン担ぎはやっていましたね。
僕の場合、高校3年生の夏には、球場に入る時のアンダーシャツ、シートノックに入る時のアンダーシャツ、試合に入る時のアンダーシャツ、試合に帰る時のアンダーシャツ。それぞれのタイミングでシャツを着替えて、場面ごとに同じシャツを着るようにしました。最後は(大分大会の)決勝戦で負けましたけど、ゲン担ぎをやることで自分の心を落ち着かせて試合に臨むことができたと思います。
ただ、プロに入ってからは、そこまで細かなルーティンはないんです。それには、ソフトボールの日本代表の上野 由岐子選手の一言があります。上野さんが話していたのは、「野球の場合、試合開始がきっちりと始まるけれど、ソフトボールの場合は、前の試合が長引いり、逆に試合が早く終わったりして、試合開始時間が大きく変わる。だから、やりたいことができなかったら不安になるので、ルーティンにこだわるよりも、いつでもベストの状態を出せる準備をした方が自分にとってプラス」とおっしゃっていたんですよね。さすがだなと思いました。
それでも、試合の前に心を落ち着かせることができたり、パフォーマンスを上げるためのものがあって、それが心の拠り所になるのであれば、やはりゲン担ぎはアスリートにとっても大切なものですよね。
僕は野球の神様はいてほしいと思うんです。いるかどうかわからないですけど、それは、いてほしいと思いますよ。練習を一生懸命やってきた人間と適当にやってきた人間では、一生懸命やってきた人間に勝ってほしいと思いますし、神様がいるとすれば、それを願いたいですよね。
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