クロアチア主将スルナ、代表引退を表明「もっと家族と過ごしたい」

写真拡大

 シャフタールに所属するクロアチア代表DFダリヨ・スルナが、代表を引退する決意を明かした。クロアチア紙の『クロアチアウィーク』が27日付で伝えている。

 ユーロ2016の決勝トーナメント1回戦、クロアチア代表はポルトガル代表を相手に延長戦の末に1−2で競り負け、大会敗退が決まった。

 大会が開催される直前、クロアチア代表の主将を務めていたスルナは「フランスでのユーロが、間違いなく代表で最後の大会となるだろう。最善を尽くし、感謝を表しながら引退したい。代表での移動は体力を奪うので、もう疲れたよ。もっと家族と過ごす時間を増やしたい」と語り、今大会で代表を引退する決意を表明していた。

 さらに、「これからは(所属クラブである)シャフタールに集中したい。まだサッカーでの成功を渇望している。ドンバス・アリーナ(シャフタールのホームスタジアム)で引退するのが最大の望みだよ。そこは私の街、スタジアム、人生そのものなんだ」と話し、クラブでのプレーを続ける意思を明らかにしている。

 スルナは父親の葬儀に参加するために一時期同大会を離脱していたが、復帰後は主戦場である右サイドで見事なパフォーマンスを見せた。2002年に代表デビューを飾った33歳のスルナはクロアチア代表として134試合に出場し、22得点を記録している。