JR東が鉄道車輌&風景立体化、カプセルフィギュアシリーズに新作。

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JR東日本リテールネットは6月29日から、オリジナルカプセルフィギュア「ラッキードロップ」の新シリーズとして、「JR東日本鉄道コレクション」を発売する。価格は400円(税込み)。販売エリアはJR東日本主要駅。

「ラッキードロップ」は、観光客をターゲットに、海洋堂とタッグを組んで開発されたカプセルフィギュアシリーズ。エキナカでの箱菓子に代わる土産需要を喚起するべく導入され、2月12日の販売開始から約3か月間で約10万個を販売している。

今回登場する「JR東日本鉄道コレクション」は、東日本各地の有名ポイントで撮影されたJR東日本の鉄道車輌を、風景ごとカプセルに詰め込んだ新作。新幹線や通勤電車、特急列車に加え、新型車輌から懐かしの名車まで幅広いラインアップを揃えた。

その中味は次の通りだ。

◎小便小僧と京浜東北線

1952年(昭和27年)10月14日、鉄道開通80周年に際し建てられた小便小僧。浜松町駅3・4番線ホームにあり、季節によって衣装を変え、利用客の目を楽しませている。今回は、京浜東北線「E233系」との情景を再現。

◎岩手山をバックに走る秋田新幹線こまち

南側にある雫石町からは優しくなだらかな表情を、そして北側の松尾村からは力強い表情を見せることで有名な岩手山。今回は人気スポットである雫石町小岩井農場付近から見えるなだらかな岩手山を秋田新幹線「E6系」と共にフィギュア化。

◎安達太良山をバックに走る寝台特急カシオペア

1997年(平成9年)、全車両2階建て、且つ全客室がA寝台個室で編成される豪華列車としてデビューした寝台特急カシオペア。今回は安達太良山を背景にフィギュア化。撮影スポット最寄りの金谷川駅の「金谷川」は、旧・金谷川村創設時に金沢村、関谷村、浅川村から一文字ずつ取って作られたのが由来。

◎鳥沢鉄橋を渡るE353系量産先行車

屈指の撮影ポイントである新桂川橋梁(通称:鳥沢鉄橋)は、中央本線最長の橋梁。「伝統の継承」「未来への躍動」をデザインコンセプトに、2015年(平成27年)7月25日に出場した新型車輛「E353系量産先行車」との情景をフィギュア化。

◎日本海をバックに走る特急北越

有名撮影スポットが点在する鯨波駅と青海川駅の間には、一年を通して沢山の鉄道ファンが訪れる。今回は日本海を背景に、北陸新幹線の開業で惜しまれながら廃止となった特急北越をJR東日本新潟支社が独自に塗装した通称「新潟色」でフィギュア化。

◎石橋山トンネルと特急踊り子

根ノ上踏切や石橋鉄橋など、多くの有名撮影ポイントが点在する根府川駅と早川駅間。今回は1981年(昭和56年)から走り続ける往年の名車輌「185系踊り子」を、石橋山トンネルをバックに、人気スポット米神踏切からの撮影情景を再現。