再三チャンスを演出しながら、ゴールまであと一歩及ばなかった宇佐美。2試合連続ゴールはならなかった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 J1リーグは4月15日、第1ステージ・7節の2試合を開催。市立吹田サッカースタジアムでは、G大阪対柏の一戦が19時から行なわれた。

【G大阪0-1柏 PHOTO】ディエゴ・オリヴェイラが値千金の決勝点

 試合は前節、リーグ初勝利を挙げた柏が果敢な守備と押し上げでハイペースな立ち上がりを見せ、主導権を握る。一方のG大阪も宇佐美、アデミウソンを起点に効果的なカウンターで応戦。見応えのある展開となった。

 前半を0-0で折り返すと、後半は柏がややペースダウン。G大阪が攻勢を仕掛ける。宇佐美の個人技からゴールに迫るが、得点を奪うには至らない。

 そして試合が動いたのは71分、武富からの縦パスを交代出場の田中がディエゴ・オリヴェイラにつなぐ。このボールをD・オリヴェイラが反転からの左足のシュートでゴールネットに突き刺した。柏が先制に成功する。

 G大阪は75分に倉田、パトリックを同時投入。前掛かりに押し込みゴールに迫る。しかし、最後までゴールラインを割ることができず、1-0のままタイムアップ。柏がD・オリヴェイラの移籍後初ゴールでリーグ2連勝を飾り、勝点を9とした。

 一方、前節・仙台戦の勝利を良い形でつなげられなかったG大阪は、ホームで公式戦3連敗。試合後の選手の挨拶では、ゴール裏のサポーターが激怒し、強烈な罵声やブーイングを浴びせる一幕もあった。