[4.10 J1第1ステージ第6節 川崎F1-0鳥栖 等々力]

 川崎フロンターレはホームでサガン鳥栖に1-0で競り勝ち、2試合ぶりの白星を飾った。後半アディショナルタイムにFW大久保嘉人がJ1新記録の通算159ゴール目となる決勝点をマーク。チームも4勝2分の無敗を継続し、首位に返り咲いた。

 川崎Fは前半2分、大久保がドリブルで持ち上がり、PA手前から右足でミドルシュートを打ったが、クロスバーを直撃。鳥栖も同4分、MF高橋義希の左FKに合わせたDFキム・ミンヒョクのヘディングシュートが右ポストを叩いた。

 なかなか攻撃の形をつくれない川崎Fは前半41分、MF大島僚太に代えてMF田坂祐介を投入。スコアレスで折り返した後半は互いにチャンスの数が増えたが、なかなか決め切るまでには至らない。鳥栖は後半4分、DF三丸拡の左クロスに飛び込んだFW岡田翔平がダイビングヘッドで合わせたが、GKチョン・ソンリョンが鋭い反応で弾き出した。

 その後は徐々にボールポゼッションを高め、リズムをつかんでいく川崎F。後半33分、田坂の左クロスに大久保が頭で合わせるが、ゴール右へ。同45分にもMF中村憲剛の右FKからフリーの大久保がヘディングシュートを放つが、左に外れる。さらに後半アディショナルタイム2分、中村の右クロスに再び大久保が合わせ、今度こそゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定だった。

 そのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム4分、FW小林悠の左クロスをファーサイドの大久保がヘディングシュート。ついにゴールをこじ開け、土壇場でゴールネットを揺らした。大久保のJ1歴代単独トップとなる通算159ゴール目が決勝点。鳥栖のキックオフ直後にタイムアップのホイッスルが鳴り、劇的な幕切れとなった。


●[J1]第1ステージ第6節 スコア速報