きゃりーぱみゅぱみゅ「徹夜して読んだ！」オススメ小説は「リカ」

きゃりーぱみゅぱみゅが3月30日、TOKYO FMのレギュラー番組に出演し、オススメの小説と映画を紹介しました。



◆きゃりーぱみゅぱみゅのオススメ！

その1【小説】「リカ」（著：五十嵐貴久 幻冬舎）

「これは、五十嵐貴久さんという方が書かれた小説です。もともとは友達に教えてもらったんですけど、今まで小説ってこの『リカ』しか読んだことないんです。でもこの小説は3回も読んでて、ストーリーもオチも分かっているのに何回読んでも面白いです。以前楽屋でこれを私が読んでいたら、『きゃりーちゃん、何でそんな古本読んでいるの？』って言われたぐらいコーヒーの染みとかがついちゃってるんですけど（笑）。それぐらい読んだ小説です。

あらすじは、出会い系サイトで知り合ったリカという女性にストーキングされて、追い詰められるサラリーマンの姿を描いたホラーサスペンス小説です。描写がかなり怖いんです。振り向いたらリカがいるというような描写が、ぞっとするようなセリフで書かれていて。

しかも本当に呪われたように徹夜して読んじゃうんですよね。気づいたら朝方4時とかになっちゃうんで、皆さんも読むなら時間のある日がいいかもしれないです。超オススメの小説なので、ぜひチェックしてみてください！」



◆きゃりーぱみゅぱみゅのオススメ！

その2【映画】「百円の恋」（監督：武正晴）

「この映画は、結構話題になりましたね。主演の安藤サクラさんは賞ももらっていたし、本当に素晴らしい作品だなと思いました。

あらすじは、32歳のパッとしない女性が、（男性の）ボクサーとの出会いで恋愛とボクシングに目覚めるという作品になっています。

映画館で観たんですけど、主演の安藤サクラさんが最初はぽっちゃり体型だったのが、ボクシングをしていくうちにだんだん体が変わっていって、目つきも顔も最後全然違うなと思いました。そういうストイックな女性の姿が、とてもかっこよかったです。

ポイントは、この映画に出てくるサブキャラの人たちが最高なところです。安藤サクラさんがコンビニで働いているんですけど、そこで働いている先輩のおっちゃんとか、廃棄になったお弁当を盗みに来るおばちゃんとか。リアルで面白くてとってもオススメです。

主題歌はクリープハイプの『百八円の恋』という曲なんですけど、一番最後の号泣シーンの時にパッと入ってくるんです。それが、すごくハマるんです。今までの映画と主題歌のなかで一番合ってるなと思いました。歌詞にある“百円の恋に八円の愛”とか、言葉が素晴らしすぎてすごい好きですね。“涙なんて邪魔になるだけで 大事な物が見えなくなるから 要らない”とか。よく聴いている大好きな曲です」

（きゃりーぱみゅぱみゅさんは3月30日、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! きゃりーLOCKS!」に出演しました）