▽2日にレベルファイブスタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ・1stステージ第5節のアビスパ福岡vsアルビレックス新潟は、1-0で新潟が勝利した。

▽リーグ戦4試合を終えて2分け2敗と白星のない福岡(勝ち点2)が、1勝1分け2敗の新潟(勝ち点4)をホームに迎えた。試合は開始1分に高い位置でボールを奪って城後がシュートに持ち込むなど福岡が積極的な姿勢を見せる。12分には左サイドからのFKにウェリントンが合わせるなど、得意とするセットプレーでゴールに迫るが決めきれなかった。

▽対する新潟は、守備時にスペースを消す守りを見せる福岡の守備を突破できずにシュートを打てずに時間が経過していく。それでも22分、加藤が出したロビングのパスで、裏を取った指宿がループシュートを狙う。飛び出したGKイ・ボムヨンの頭上を越すも、ボールは落ち切れずにクロスバーを越えた。

▽危ない場面を迎えた福岡は35分、裏に抜け出した為田がボックス内でボールを受ける。為田は飛び出したGK守田と交錯。リプレーでは守田の手が為田にかかっているようにも見えたが、レフェリーはノーホイッスルの判定となり、福岡にとってはやや不運な形となった。

▽すると41分、新潟は左サイドのスローインから指宿の落としを拾った田中がそのままシュートをねじ込んで新潟が先制する。さらに44分にはボックス手前でFKを獲得。レオ・シルバが右足で直接狙うも、ここはクロスバーを叩いてしまい、前半は新潟が1点リードのまま終えた。

▽追いかける福岡はハーフタイムで堤に代えて金森を前線に投入。フォーメーションを[3-4-2-1]から[4-4-2]に変更して後半に臨んだ。一方の新潟も50分に、田中に代えて、得点ランキングトップタイに立つラファエル・シルバを投入した。

▽迎えた51分には福岡にビッグチャンス。左サイドからロングスローを入れると、GK守田がファンブル。キム・ヒョヌンが無人のゴールにヘディングシュートを放つも、ボールは枠を越えてしまった。

▽その後は新潟がボールを持って攻め込む場面が多く見られると、福岡は為田に代えて坂田、城後に代えて平井を投入する。78分には左サイドを突破した亀川のグラウンダーのクロスにウェリントンが合わせようとするもシュートは打てず。

▽新潟は80分に小泉に代えて酒井を投入。酒井にとっては昨シーズンまで所属した古巣との一戦での起用となった。試合終盤は再び福岡が攻勢に出るも、新潟が集中した守備でシャットアウト。新潟は今季のリーグ戦初の完封勝利。一方の福岡は5戦未勝利となった。