写真はインスタグラムより

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 タレントでモデルの紗栄子(29)といえば、浮沈が激しい芸能界で目下絶好調ともいえる存在だ。仕事に育児に恋愛に絶好調なその生活ぶりは、日々インスタグラムに綴られ、若い女性から羨望と嫉妬が入り交じったまなざしで見られている。そんな紗栄子が起用された広告が今、話題だ。

「リーボックとコラボしたスニーカーの広告が大きな話題になっています。『EasyTone紗栄子エディション』と銘打って、1シーズン限りのコラボ商品を展開しているのですが、キービジュアルの仕上がりが見事。ポージングを駆使し、身につけているのはスニーカーのみ。健康的な女性の魅力を紗栄子は存分に発揮しているのですが、全裸のような写真は『安心してください、履いてます』の安村ノリ。制作サイドは確信犯的にやっているのでしょうけど、突っ込まずにはいられません」(広告代理店社員)

■練り上げられたインスタ戦術

 紗栄子といえば、私生活を自ら露出することでも注目を集めている。「ZOZO TOWN」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長との交際ぶりはその代表的な手法といえよう。

紗栄子は女性誌のインタビューでペアリング、ペアルックを楽しんでいると語っており、それもインスタに公開してます。女性目線で賛否分かれるラインを巧妙に突いてくるセンスはさすがですが、個人的には少し不快に感じてしまう」

 とは、ファッション誌で活躍する女性ライターの感想。たしかに紗栄子は「ペアルックよくするんですが、飛行機内での楽チン着はユニクロのスウェット色違い」というコメントとともに前澤氏との2ショット写真を掲載している。だが、前出の広告代理店社員によれば、「これも巧妙な戦略」なのだとか。

「ゾゾタウンが取り扱っていないユニクロを選ぶあたりに、前澤氏の意向が反映されている。ゾゾタウンは複合型のアパレルモールで、出店ブランドに失礼にならない価格帯、話題になりやすい意外性など計算してのユニクロだったのでしょう。特定のブランドの洋服では摩擦が起きますから」

 紗栄子のインスタ戦術は、思ったよりも練り上げられたもののようなのだ。

 2回の事実婚歴があり、子どもが3人いる前園氏との結婚も気になるところだが、話題性だけでは生きていけない芸能界。紗栄子はどこへ進むのだろうか。

佐々木浩司(ささき・こうじ)1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『黄金のGT』(晋遊舎)、『洗脳のすべて』(宝島社)、『実話ナックルズ』(ミリオン出版)など。