10代のデジタルネイティブ世代が「Windows 95」を初体験するとこうなる
オペレーティングシステム(OS)の歴史を変えたとも言える「Windows 95」が登場して20年がたちました。そのWindows 95を、当時はまだ生まれていなかったデジタルネイティブ世代の子どもたちが触ってみたらどうなるのかを検証したムービーが公開されています。
TEENS REACT TO WINDOWS 95 - YouTube
Windows 95を使ってみるのは16〜19歳の子どもたち。何が行われるのか知らされていないため、大きなモニターを見てとりあえずビックリ。「昔の図書館で見たような……」という子どももいました。
19歳の女の子は「わかった!世界で初めてつくられたコンピューターでしょ!?」と自信満々に言いますが、スタッフに「世界で初めてのコンピューターは、この部屋くらいの大きさだよ!」突っ込まれ苦笑い。
まずは「電源オン」にチャレンジ。子どもたちは、お決まりのようにモニターの電源をポチポチします。
一向に電源がつかないため、「あーわかったわ。長押しするタイプなのね」とモニターの電源ボタンを長押しする女の子もいます。
スタッフから電源ボタンの位置を聞いてようやくスイッチオン。
起動が始まると「PCがこんな音を出すなんて知らなかった」とうれしそうな表情を見せますが……
少しすると「え、え、ちょっと起動に時間かかりすぎじゃない?」と指摘する子がでてきます。
「長いわー」
「待って待って、起動している間にお菓子を食べ終わってしまいそうだよ」
ようやく画面に「Windows 95」と表示されました。「Windows 95か!僕が生まれる少し前に出たやつだね」
「歴史的なやつだ!恐竜だ!」とテンションが上がる女の子。
ほぼ全員が「聞いたことあるけど……」といった反応だったのに対して、この男の子は「テクノロジーに興味があるのなら過去のことも知っておくべきだよね」と大人な反応を見せます。
「今のPCの画面と見た目は何が違う?」という質問に対しては「最近のWindowsのOSのGUIと大きな変化はないように見えるけど、まだ洗練されてない感じかな」や……
「アイコンがジャギってる」と答える子がいました。
「左に並んでるアイコンの中でわかるのはある?」と聞かれ、この女の子は「ゴミ箱とマイコンピューター、Internet Explorer(IE)かな」と答えました。
インターネットを実際に体験してみよう、ということでIEを開きますが接続できず
「もう壊れちゃったよ」
「これは壊れたのではなくモデムに接続してないからインターネットに接続できないんだ。Wi-Fiはないよ」と告げられ「Wi-Fiがないなんて信じられない!」と驚く女の子。
「てゆーか、モデムって何?」
次はIEではなくAOLを起動してみます。
しかしここでも「長いなー」や……
「インターネットに接続している間に、もう一袋お菓子を食べられちゃうね」と接続時間に対する不満が噴出。
画面に「モデムを初期化できませんでした」と表示され、「こんなに待ったのに!」とあぜんとする女の子。
インターネットの接続にチャレンジした後は、「スタートボタン初実装」の説明が行われました。Windows 95より前のOSにはスタートボタンが搭載されていなかった事実を知った男の子は「検索ボックスもないのにどうやって使っていたの?」と素朴な疑問を投げかけます。
それまではコマンドを入力してプログラムを実行する「MS-DOS」が主流だったことを聞き、さらにビックリします。
「もしiPadがコマンドを入力しないとアプリを使えないんだったら、誰も使わないと思うわ」
ここで「Windows 95をインストールするには14枚のフロッピーディスクが必要だった」と告げられ、またしても超絶ビックリ。
「フロッピーディスクって四角いやつでしょ!?」
「Windows 95のインストールにはものすごく時間がかかりそうだけど、この前私がFallout 4をXboxにインストールしたら2時間もかかったわよ!」
最後はシャットダウンに挑戦。スタートボタンからシャットダウンを選ぶのですが……
「コンピューターの電源を切る準備ができました」と表示され、男の子は「え!?電源ボタンを押して物理的にシャットダウンしなきゃいけないの!?」とビックリします。
お決まりのようにディスプレイのボタンをポチ。
「コンピューターの電源を切る準備ができましたって言われたら何だか怖くなっちゃう!」
「マジで?切って大丈夫なの?ていうか、あれより前に電源を切ったらどうなるの?」
きちんと電源が切れて思わず「やったぜ!」と喜ぶデジタルネイティブ世代でした。