マンチェスター・シティのキャプテンを務めるベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが、キャピタル・ワン・カップ決勝でリヴァプールを下した瞬間に敗者を慮ったと称賛されている。

2月28日に行われたイングランドのリーグカップ決勝は、1-1のタイスコアで延長戦も終わり、PK戦に突入。シティGKウィリー・カバジェロがリヴァプールの3選手のPKを止めるなど活躍し、シティが2年ぶり4回目の優勝を果たした。

最後のキッカーとなったMFヤヤ・トゥーレがPKを決めた瞬間、シティの選手たちは優勝を喜んでトゥーレの後を追う。だが、同じく喜びかけたコンパニだけは、すぐに隣で座り込み始めたリヴァプールの選手たちの元に向かい、慰めの言葉をかけた。

SNS上でも、多くのファンが「圧倒的な品格」「上品」と、コンパニの行動に賛辞を寄せている。

2008年からシティでプレーするコンパニは、母国ベルギーでのタイトルのほか、プレミアリーグで優勝2回、FAカップ優勝1回も経験。キャピタル・ワン・カップ制覇は自身2度目となる。