学生の窓口編集部

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日本を訪れる外国人観光客は年々増加しています。2020年には東京オリンピックも開催されますし、その頃には今の何倍もの人が訪れるかもしれませんね。さてそんな外国人観光客が困るのが、日本独自の施設やアイテムの使い方。外国語の説明文が併記されていないものもまだ多く、使い方が分からず困るのだそうです。今回は、そんな「これは英語で説明文を書いておいてくれ!」というものを紹介します。

●「温水洗浄便座の使い方」

外国人に人気の温水洗浄便座。大きなホテルや大きな観光施設では、トイレに外国語で使用方法が記載されていることもありますが、各所の温水洗浄便座全てがそうではありませんよね。初めて温水洗浄便座に遭遇したが、説明文もなく何がなんだか分からない、という事態に陥る人も少なくないのだとか。「間違ってビデを押した」という海外の男性有名人もいますし、説明は必須かもしれませんね。

●「自動販売機の使い方」

温水洗浄便座と同じくらい外国人に人気なのが、日本の自動販売機。空港などで初めて自動販売機を見つけ、商品の購入にチャレンジしてみる人をたまに見掛けますね。さてそんな自動販売機で外国人が困るのが「お札」なんだそうです。というのも、飲料用自動販売機は一万円や五千円の高額紙幣が使えないことを知らないで、お金を入れようとしてしまうのだとか。私たち日本人は自販機に描かれている「お札の絵」で何円のお札が使えるのか判断できますが、知らないとただの絵にしか思えないそうです。

●「飲食店の喫煙に関すること」

海外では基本的に飲食店での喫煙ができない国が多くあります。そのため、「店内で喫煙できる施設なら店の前にそう書いておいてくれ」と思うのだそうです。日本人の感覚では、「禁煙」のことを書いておくのが当たり前になってしまっていますが、海外の人の感覚では逆なようですね。また、日本は道路などで喫煙禁止になっている地域が多いのですが、「それならば飲食店も全面禁煙にしないのはおかしい」と思う人も多いそうです。

●「ベジタリアン向けのメニューについて」

海外ではベジタリアンの人も非常に多く、レストランなど飲食店ではベジタリアン用メニューについてのガイドも充実しています。ただ日本ではそこまで周知されていませんし、ベジタリアン向けのメニューを出すお店の情報も広く公開されていません。そのため、ガイドブックのベジタリアンメニューを出す店の情報を増やすか、飲食店に「ベジタリアンメニューがある」といった提示をしておいてほしいと思うのだそうです。

●「ビルの名前をでっかく書いてくれ!」

地図を片手に目的地を探して歩き回っている外国人観光客を多く見掛けます。特徴的な商業施設や観光施設なら分かりやすいのですが、目的が普通のビルだった場合、なかなか見つけられなくて困る、のだそうです。なので、「ビルの名前をでっかく分かるように書いてほしい」という人も多いそうです。観光局のアンケートでもこう答える人がたくさんいたそうです。これは日本人も助かる要素ですね。

外国人観光客が「これは英語で説明文書いておいてくれ!」と思うものを5つ紹介しました。確かに自分が海外に行って同じ状況になったとしたら、不便だと思ってしまいますよね。外国人観光客向けの案内文も街中で増えていますが、さらなる充実を期待したいところです。

(中田ボンベ@dcp)