次世代のスター候補、長谷川 来季はツアーで存在感を示せるか(撮影:ALBA)

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<ファイナルクオリファイングトーナメント 最終日◇8日◇白山ヴィレッジGC クイーンC(7,048ヤード・パー72)>
 今季の関西オープンでローアマに輝き、日本学生ゴルフ選手権競技で優勝。13年にはアジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権で2位に入った注目のアマチュアゴルファー、長谷川祥平が12月1日にプロ転向を表明した。また昨年の日本アマチュアゴルフ選手権の覇者・小木曽喬も6日に同じくアマチュア資格を放棄し、プロ宣言をした。
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 長谷川は「アマチュアでやり残したことはない」とこのQTが始まる前にプロに。長谷川はこの日1つスコアを伸ばし27位でフィニッシュ。35位以内に入り、来季前半戦の出場権を獲得した。
 「最後のバーディが大きかったですね」。最終18番パー5をバーディで締めたことを喜んだ長谷川。これを外していたらプレーオフに回ることになっただけに、値千金のプレーとなった。
 「強いプロになりたい。ジュニアに目標にしてもらえるような選手になりたいですね」と将来の夢を話した長谷川。まだオフの予定は未定で、クラブ契約などもまだ検討している段階。「ゆっくり考えて決めたいですね」、後悔の無いようこれから開幕に向けてじっくりと準備をしていく。
 小木曽はこの日スコアを1つ落としてしまい72位でフィニッシュ。来年は2部ツアーが主戦場になってしまい、「早くプロとして上に行きたかったんですが」と唇をかんだ。しかし、「自分には何が足りなかったのかをゆっくり考えて、再来年はツアーに出れるよう頑張りたい」と最後は前を向いていた。
 同時期にプロ転向した注目アマ2人。今回は明暗が分かれたが、まだプロ人生は始まったばかり。長谷川と小木曽がこれからどのように進化していくか、日本のゴルフ界を背負って立つような存在となれるのか、今後の彼らに注目だ。

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