親とは「同居」より...? 最近のトレンドは近場に住む「近居」
[めんたいワイド- 福岡放送] 2015年11月26日放送の「特報THE スライドショー・赤版」のコーナーで家族の居住方法について調査をしました。
画像はイメージです(Mate Marschalkoさん撮影、Flickrより)
現在、養父母・実父母と同じ家に住む「同居」ではなく、近所に住む「近居」というスタイルを取っている家族が増加しています。2001年では同居19.6%、近居22.9%でしたが、2011年になると同居10.7%、近居29.8%と変化しています。
近居を選んだ理由を聞いてみると以下のような意見がありました。
1.プライベートが欲しい
2.ライフスタイルが違う
3.夫婦水入らずで生活をしたい
よく言われる「スープの冷めない距離」というのが適度と感じる人が多いようで、同県・同市という広い範囲ではなく同地区に近居する家族が増えているそうです。
同居でも玄関などが別になる二世帯住宅を希望している人が多く、同居をしたからといってすべてを面倒見るという家族ばかりではないようです。
実際に近居や同居をしている人の声を街で聞いてみると...
実際、福岡市在住の家族に街頭でインタビューをしてみると、少し違った意見も出てきました。
(近居派)
・同居だと互いの愚痴を聞くのがつらいので
・夫が単身赴任で自分も夜勤があるので、用件を頼めるように近居に
・どうしても家を空ける時、子供の食事などの面倒を見てもらうため話し合って決めた
・同居も考えたが、子供が感染症にかかった時に年配者に感染すると怖いので近居が妥当と話し合った
・遠いと孫に会えない、でも同居はしなくていいというので近居に
(同居派)
・子供の面倒などを見て上げると言われたので同居に。自営業なのでとっても助かった
・年配者を1人にしておくと不安なので同居を予定している
・祖父母だから孫に教えることができるもあるので、同居に踏み切った
近居派も同居派も年配者の意見を重視している家族が大半のようでした。最近の年配者は元気なので、「面倒を見てもらいたくない」「まだ隠居生活するのは早い」と同居や近居を拒む人も多いそうです。
高齢化社会の日本、今は他人事の話かもしれませんが真剣に家族がどう暮らしていくかを考えないといけない時期になっているのかもしれませんね。お互いがいい関係で生活できる方法を見極めるのが大事なのかもしれません。(ライター:ぴよこ)