“最高殊勲”の栄誉は誰の手に?日本シリーズMVP、過去の傾向と候補は…
2015年の日本シリーズも第4戦まで終了。日本一連覇をめざすソフトバンクが対戦成績を3勝1とし、敵地で王手をかけた。
日本一の行方とともに気になるのが、シリーズで最も活躍した選手を表彰する「日本シリーズMVP」の行方。なかなか巡ってこない大舞台のチャンスで、それを逃すことなく輝きを放った選手だけが掴むことができる栄誉だ。
今年を占う前に、まずは直近15年間のMVP受賞選手を振り返ってみる。
◆ 最近15年のMVP
2000年 松井秀喜(巨) 6試 率.381 本3 点8
2001年 古田敦也(ヤ) 5試 率.500 本1 点3
2002年 二岡智宏(巨) 4試 率.474 本1 点5
2003年 杉内俊哉(ダ) 2試 2勝0敗 奪三9 防0.90
2004年 石井 貴(西) 2試 2勝0敗 奪三8 防0.00
2005年 今江敏晃(ロ) 4試 率.667 本1 点4
2006年 稲葉篤紀(日) 5試 率.353 本2 点7
2007年 中村紀洋(中) 5試 率.444 本0 点4
2008年 岸 孝之(西) 2試 2勝0敗 奪三16 防0.00
2009年 阿部慎之助(巨)6試 率.304 本2 点5
2010年 今江敏晃(ロ) 7試 率.444 本0 点6
2011年 小久保裕紀(ソ)7試 率.320 本0 点2
2012年 内海哲也(巨) 2試 2勝0敗 奪三15 防1.20
2013年 美馬 学(楽) 2試 2勝0敗 奪三10 防0.00
2014年 内川聖一(ソ) 5試 率.350 本0 点3
内訳は投手が5人、野手が10人。回ってくる出番が限られてくることから、投手にはやや厳しい賞となっている。ただし、シリーズがもつれて2度登板が回り、2つとも勝つことができた場合、MVPはグッと近づいてくるとも言えそうだ。
では、ここで王手をかけたソフトバンクの中からMVP候補となりそうな選手を見ていこう。
・李大浩
[成績] 4試 率.538(13-7) 本1 点6 OPS1.548(出.625/長.923)
・福田秀平
[成績] 4試 率.417(12-5) 本0 点2 OPS.950(出.533/長.417) 盗2
・明石健志
[成績] 4試 率.364(11-4) 本1 点2 OPS1.338(出.611/長.727) 盗3
・武田翔太
[成績] 1試 1勝0敗 奪三1 防0.00
・バンデンハーク
[成績] 1試 1勝0敗 奪三7 防0.00
ここまでMVPレースをリードしているのは、負傷の内川聖一に代わって4番を務める李大浩だ。初戦でいきなり3安打の固め打ちを見せると、第2戦では貴重な先制点を挙げる2ランをかっ飛ばした。寝違えによる首痛の影響で第3戦は途中交代となるも、第4戦には復活し、3安打4打点の大暴れでヒーローになっている。
李大浩を追いかけるのが、1・2番コンビを組む福田秀平と明石健志の2人。福田は第1戦で代打で登場して安打を放つと、第2戦からは1番に抜擢。ここまで唯一全4戦で安打を放った選手となっている。
本多雄一を抑えてスタメンを張る明石も、第3戦まで3試合連続で安打を記録。第4戦は安打こそ出なかったものの、四球3つに死球1つで4出塁。シリーズの出塁率は.611と驚異的な数字を残している。この好調な1・2番の存在無くして、安定した得点力はない。
そして、最後に挙げたのは先発投手2人。今日の第5戦でソフトバンクが敗れ、福岡へ戻ることになった場合、第1戦と第2戦で勝利を挙げた2人にMVPのチャンスが巡ってくる。
果たして、ソフトバンクが一気に決めるか…はたまたヤクルトが意地を見せるのか。ここからの日本シリーズは個人の争いからも目が離せない。
日本一の行方とともに気になるのが、シリーズで最も活躍した選手を表彰する「日本シリーズMVP」の行方。なかなか巡ってこない大舞台のチャンスで、それを逃すことなく輝きを放った選手だけが掴むことができる栄誉だ。
今年を占う前に、まずは直近15年間のMVP受賞選手を振り返ってみる。
2000年 松井秀喜(巨) 6試 率.381 本3 点8
2001年 古田敦也(ヤ) 5試 率.500 本1 点3
2002年 二岡智宏(巨) 4試 率.474 本1 点5
2003年 杉内俊哉(ダ) 2試 2勝0敗 奪三9 防0.90
2004年 石井 貴(西) 2試 2勝0敗 奪三8 防0.00
2005年 今江敏晃(ロ) 4試 率.667 本1 点4
2006年 稲葉篤紀(日) 5試 率.353 本2 点7
2007年 中村紀洋(中) 5試 率.444 本0 点4
2008年 岸 孝之(西) 2試 2勝0敗 奪三16 防0.00
2009年 阿部慎之助(巨)6試 率.304 本2 点5
2010年 今江敏晃(ロ) 7試 率.444 本0 点6
2011年 小久保裕紀(ソ)7試 率.320 本0 点2
2012年 内海哲也(巨) 2試 2勝0敗 奪三15 防1.20
2013年 美馬 学(楽) 2試 2勝0敗 奪三10 防0.00
2014年 内川聖一(ソ) 5試 率.350 本0 点3
内訳は投手が5人、野手が10人。回ってくる出番が限られてくることから、投手にはやや厳しい賞となっている。ただし、シリーズがもつれて2度登板が回り、2つとも勝つことができた場合、MVPはグッと近づいてくるとも言えそうだ。
では、ここで王手をかけたソフトバンクの中からMVP候補となりそうな選手を見ていこう。
・李大浩
[成績] 4試 率.538(13-7) 本1 点6 OPS1.548(出.625/長.923)
・福田秀平
[成績] 4試 率.417(12-5) 本0 点2 OPS.950(出.533/長.417) 盗2
・明石健志
[成績] 4試 率.364(11-4) 本1 点2 OPS1.338(出.611/長.727) 盗3
・武田翔太
[成績] 1試 1勝0敗 奪三1 防0.00
・バンデンハーク
[成績] 1試 1勝0敗 奪三7 防0.00
ここまでMVPレースをリードしているのは、負傷の内川聖一に代わって4番を務める李大浩だ。初戦でいきなり3安打の固め打ちを見せると、第2戦では貴重な先制点を挙げる2ランをかっ飛ばした。寝違えによる首痛の影響で第3戦は途中交代となるも、第4戦には復活し、3安打4打点の大暴れでヒーローになっている。
李大浩を追いかけるのが、1・2番コンビを組む福田秀平と明石健志の2人。福田は第1戦で代打で登場して安打を放つと、第2戦からは1番に抜擢。ここまで唯一全4戦で安打を放った選手となっている。
本多雄一を抑えてスタメンを張る明石も、第3戦まで3試合連続で安打を記録。第4戦は安打こそ出なかったものの、四球3つに死球1つで4出塁。シリーズの出塁率は.611と驚異的な数字を残している。この好調な1・2番の存在無くして、安定した得点力はない。
そして、最後に挙げたのは先発投手2人。今日の第5戦でソフトバンクが敗れ、福岡へ戻ることになった場合、第1戦と第2戦で勝利を挙げた2人にMVPのチャンスが巡ってくる。
果たして、ソフトバンクが一気に決めるか…はたまたヤクルトが意地を見せるのか。ここからの日本シリーズは個人の争いからも目が離せない。