番号割り当てに新たに020や060が!

総務省は16日、同日に行われた閣議後に高市早苗総務大臣の記者会見にて電子機器など機械同士の通信(M2M)用向けに新たに「020」で始まる専用の携帯電話番号を割り当てる方針であることを明らかにしています。

020についてはまず、委員会として「携帯電話ネットワークを活用したM2Mなどの提供に特化した020番号帯の創設」の報告書案が出され、パブリックコメントを募集した後、正式には今年12月に答申、その後、総務省として事業者間調整もして、省令案や制度整備を行った上で、おおむね来年春に施行するということです。

現在、090や080に加え、2013年からそれまでPHSに割り当てられていた「070」も携帯電話にも割り当てができるようになっています。しかしながら、すでに今年3月までに2億2580万件に割り当てられ、空きが4420万件となっており、現在のペースでも3年後の2018年にはこれらの3つの番号が埋まってしまう可能性があるため、M2M用に020から始まる13桁の番号を新たに用意するというもの。

これにより、現在の11桁と比べて多い約80億の番号が用意でき、あらゆるモノをインターネットにつなげる「IoT(Internet of Things)」の普及に伴う番号枯渇に対応します。

さらに、M2Mには020を割り当てていくものの既存の090や080、070も近いうちに枯渇することを見据えて「060」も将来に向けて確保していくとしています。

記事執筆:memn0ck


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総務省|高市総務大臣閣議後記者会見の概要(平成27年10月16日)