学生の窓口編集部

写真拡大

生まれつき声が小さい人って居ますよね。仕事で何言っているかわからないと言われたり、部活で声が出てないと怒られたりします。そこでこのページでは、声量を上げる簡単な方法などについてご紹介させて頂きます。

【声量が小さい原因】
声量を上げるには、声量が小さい原因について、詳しく知る必要があります。声量を上げる方法を紹介する前に、声量が何故小さくなってしまっているのかをご紹介させて頂きます。大きい声が出せない原因として挙げられるのは、腹式呼吸ができていない事と、横隔膜を使えていない事の2つの可能性があります。

■腹式呼吸が原因の場合
腹式呼吸とは、胸を膨らませずに、お腹に息を深く入れてから、お腹に溜まった息を吐き出す呼吸法になります。この呼吸法が行えていないと、肺に十分な空気が入れられなくなってしまいますので、声を出す時にパワー不足になってしまいます。

■横隔膜が原因の場合
横隔膜は、声を出す土台となっている部分です。胸腔と腹腔を分ける薄いドーム状の筋肉の部分で、肺の下部までしっかりと息を吸い込みが出来ていないと、思ったように横隔膜が動く事ができずに、小さい声が出なくなってしまいます。また、横隔膜を上手に使えていないと、首や肩のこりや心肺機能の低下、内臓や腰椎などにも影響を及ぼしてしまうので注意が必要になります。【日常生活の中で声量を上げる方法とは?】声量を上げるのに、何も特別な器具などは必要ありません。日常生活の中で行える物ばかりですので、ここではいくつかお勧めの方法をご紹介させて頂きます。

■ペットボトルを使って練習法
声量をアップさせる運動で、もっとも手軽なのがペットボトルを使った運動法になります。手順としては、最初に体中の空気を限界まで吐きだしてください。その状態のまま、ペットボトルの中にある空気を吸い込んでください。そうする事によって横隔膜を動かし、腹式呼吸も出来るようになってきます。ペットボトルがつぶれるまで吸い込む事ができたら、出来る限り大きな声を出してみましょう。ここまでの一連の動作を行う事で声量をかなりアップさせることが出来ます。

■腹筋を鍛える
腹筋は声を出す上でも重要な部位です。その為腹筋を鍛える事によって、徐々に声量が上がって行く事がわかると思います。通常の腹筋運動の他に、足を90度曲げた状態で椅子の上にあげながら行う「クランチ」という運動でも、腹筋は効果がありますのでチャレンジしてみてください。

■風船を膨らませる
100円均一ショップなどに売られている子供用の風船を使う事によって、声量を上げる事ができます。風船を何度も膨らます事を繰り返すことで、自然と空気を効果的に吐き出す方法が身に着く他、肺活量もアップしますので安価で簡単にできるおすすめの声量を上げるトレーニングになります。新陳代謝を改善する効果もありますので、ダイエットにも効果がありますので、女性の方は、是非チャレンジしてください。

■ティッシュを使ったエクササイズ
ティッシュを1枚、左手で額に押し付けてください。その状態のまま息を吹きかけて、ティッシュが頭の上に持ち上がったら成功です。この動作を毎日50回程度繰り返す事で自然と声量が上がって行きます。ティッシュに息を吹きかける時には、腹式呼吸を意識すると効果が高くなります。

【声量を上げるとどんなところで役に立つの?】
ここまで読んでおいて、別に声が小さくでも問題無いと思っている方もいると思います。しかし、声量が大きいと得られるメリットが多いので、是非、声量アップのトレーニングは行って頂きたいと思います。社会人の方でしたら、声量がどれだけメリットがあるかわかっていると思います。

お仕事で取引先とお話しする場合、上司や同僚とお話しする場合、声が小さいという事だけで、やる気が無いと思われてしまう事は良くある話です。同じ内容を話しているのに、相手に伝わる情報量が異なりますので、結果的に仕事が出来ない人間と思われてしまうという事です。

テレビのアナウンサーはもちろん、テレビショッピングの方って声が大きくてハキハキしていると思いませんか?人間は、自信のある内容でしたら声が大きくなる傾向にあります。逆に声が小さいと自信が無い様にとられてしまうのです。仕事だけではありません。家庭でも、友達相手でも声量があるのはそれだけで信頼を得る事が出来るようになります。
今回は、声量を上げる方法と一緒に、声量を上げる事のメリットについて紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。声量を上げる事で、疲れていてもしっかりと相手に意思を伝える事ができますし、声量を上げるために必要な横隔膜や腹筋を鍛える事ができれば、ダイエットにも効果的です。今回紹介したトレーニング法は、特別な機器を使わなくても気軽に行える物ばかりですので、お時間を見つけて、チャレンジしてみてください。