16日に開催されたAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦で、ガンバ大阪が全北現代(韓国)を相手に演じた大逆転劇が海外でも話題となっている。

ガンバはこの日に先駆けてアウェイで行われた第1戦に0-0で引き分け、16日の第2戦に勝利すれば準決勝に進めることになっていた。

ところが前半13分に先制を許し、2得点以上が必要になる苦しい展開に。その後、2-2の同点のまま試合は後半アディショナルタイムを迎える。このまま試合終了ならば全北現代の準決勝進出だったが、ここでDF米倉恒貴の劇的な決勝ゴールで逆転に成功し、ガンバが見事ベスト4入りを決めたのだ。

この試合の模様は海外でも放送されており、日本以上に実況掲示板が盛り上がりを見せていた。

特に後半10 分間の展開についての書き込みが殺到しており、全北が43分に同点ゴールで2-2とすると「守備の失態。ガンバが追い詰められたな」「もう4分のアディショナルタイムしかない」など、欧州やオーストラリアの観戦者からコメントが書き込まれた。

しかし米倉の逆転ゴールが決まると「大阪で信じられないドラマが」「展開的には最初は冗談みたいなゴールが多かったけど一瞬でACL史上に残る名ゲームになった」などと熱狂コメントが並んだ。

劇的弾を決めた米倉には「この試合は最高だ。米倉は大スターだ。素晴らしい」「米倉の奇跡 涙が出てくるよ」、さらには「米倉にマン・オブ・ザ・マッチを!」などと大絶賛の声が寄せられ、さらには「内田が離脱中、酒井高徳もドイツで苦戦している。彼を代表に呼んでチャンスを与えてみたら?」などと、話題は日本代表の選考にまで及んでいた。

日本勢の成績が振るわないことから、日本ではやや関心が薄れつつあるACL。しかし、コメントからは海外にもJリーグファンが増えていることが伺える。あるシンガポールのファンは「ガンバ大阪を心から応援している。(広州恒大を倒して)9月30日天河体育中心体育場で会おう!」とガンバの決勝進出を願っていた。