辛かった時期を赤裸々に告白した 矢口真里

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“捨てる神あれば拾う神あり”。一つのスキャンダルが命とりになる芸能界にて、離婚騒動から復帰し徐々に活躍の場を広げているモーニング娘。OGの矢口真里。復帰を喜び応援するファンがいる一方、快く思わない人も未だいる。復帰から半年以上を経て、現在の矢口真里は何を思うのか。TechinsightJapan編集部が矢口真里本人に話を聞いた。

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―現在の芸能活動について、ご自身ではどのように感じていますか?
矢口:復帰させて頂いて半年以上経つのですが、考えても答えの出ない問題がいっぱいあります。今もお仕事をやらせて頂いているのですが、これからどうなるんだろう?って悩むことがあります。

―仕事が一番の悩みですか?
矢口:仕事とそれと結婚ですね。明確な悩みというのは、ざっくりとこの二つくらいしかないので、意外と悩みは少ない方だと思います。でも一つ一つ(の悩み)がデカいですね(笑)。

今回矢口真里の取材にあたり、占いの協力を依頼したのは『電話占いアイズ』http://www.0120-70-2000.jp/ に所属する二人の占い師。芭璃(バリィ)先生と瑚子(ここ)先生だ。アイズは開業より11年の歴史を持ち、内閣府認定 特定非営利法人 日本占術検定の認定を受けた占い師がそろう、歴史と資格に裏づけされた占い専門店だ。

―占いに行かれたと聞きました。占いではどのようなことを言われましたか?
矢口:今後の芸能活動についてはズバッと「大丈夫よ」って言っていただきました。これは有り難かったですね。

―友達やご家族に悩みを相談することはありますか?
矢口:友だちには言わないです。あんまり弱い部分を見せたくないので。結構フツフツと一人で悩んでいることの方が多いかもしれないですね。

■常に監視される恐怖。
―芸能活動をお休みしていた時一番辛かったこと苦しかったことは何でしょうか?
矢口:いっぱいあるのですが、常に監視されている感じが一番キツかったですね。ほぼ引きこもり生活でしたが、外に出る時間もあり、コンビニ行ったり、外見が汚くなるのが嫌で美容院やネイルサロンには行っていたんです。その時に記者の方たちに四方八方ふさがれてしまって。あれは怖かったし、キツかったです。あとは、色々な報道がある中で一つ一つ否定できなかったところ、言えない辛さもありましたね。80%くらいデタラメな報道で「違うのに!」と最後は諦めていましたが、最初のころはやっぱりしんどかったです。

■復帰しようとは思っていなかった。
―そんな中でも芸能界に復帰された。
矢口:最初は怖かったです、復帰しようとは思っていなかったんです。このまま芸能界辞めてもいいかなと。ただ、芸能(界)の先輩たちに「それは絶対ダメだよ! 一回戻りなさい」と言われて覚悟を決めて戻ってきました。実は占いに行ったのは、復帰するかしないかではなく、復帰して半年が経ってこの先どうすればいいのか、どうなっていくのか。そこを知りたかったというのがあります。

■嘘を言われてショック! 芸能界の怖さを痛感。
―占い師さんに「お休みする前とその後で信用できる人が半分以下に減ったが、その人たちを信じてもいいのか?」と相談されたそうですね。
矢口:みんなお仕事だからしょうがないっていうものあったのですが、やっぱり嘘を言われているのはショックでしたね。テレビである人が「前から知ってたわよ」と言っているのを「私は誰にも相談したことはない」と思いながら見ていました。芸能界ってそういうところなので、改めて怖さを痛感させられましたね。でも結果良かったとも思っています。今、一緒にいてくれる方たちが本当の友達だったり信用できる人たちなので。占いの先生にもそう言っていただけました。「今周りにいてくれる人は信じてもいい」と。活動休止中は「今何してるの?」とリサーチいれてくる人もいて、(人を信じることが)怖かったんですよ。言う相手を間違えると、うまく言葉を変えられて色々な方向に持っていかれるので、あの頃は誰も信用できなかったですね。

■モーニング娘。には家族以上の絆を感じる。
―信用できる仲間というのは、やはりモーニング娘。のメンバーでしょうか?
矢口:もちろんですね。モーニング(娘。)のメンバーは一生続いていく仲だと思います。久しぶりに会っても何も変わらない。何も言わなくても分かって悟ってくれるところに、家族以上のものを感じたりもしますね。

■求められていることを全力でやるしかない。
―最近は活躍の場も増え歌番組にも出演されています。今後はまた歌手として頑張っていきたいという思いもありますか?
矢口:今、求められていることを全力でやるというのを目標にしているので、これだけをやりたいというのはないのですが、みんなで歌っている時は素直に嬉しいです。27時間テレビの出演にも特別な想いがあって、“ASAYAN”時代からのお兄さん的存在のナイナイさんや、つんく♂さんの映像が流れたり。私にとってはとても感慨深いステージでした。そこに立たせてくれた周囲の人に感謝ですね。

■ナイナイ・岡村さんには愛情しか感じられない。
―岡村さんには矢口さんにとってどんな存在ですか?
矢口:愛情しか感じられないですね。めちゃイケチームのスタッフさんも十年以上前、昔からずっとお世話になっている方で、まだまだ逆風が強い中で「はりきってやってよ」と励ましの言葉をかけてもらったり、こんなに長く付き合っていただけるのはすごいことだと思っています。

■結婚はじっくりがいい。若い時の勢いを猛省!?
―次に矢口さんが気になる結婚についてお伺いします。前回の結婚で学んだことは何でしょうか?
矢口:えーーーーーー。学んだことですか。やはり恋愛と結婚は全く違いますね。気持ち的にも環境的にも、想像以上でしたね。付き合った期間が短く結構勢いでの(結婚だったのですが)。結婚は相手がどうとかでなく、自分の度量、力量をみつつした方がいいのかなと思いましたね。じっくりの方がオススメ。若い時の勢いほど怖いものはないなと思います。ふふふふ。

■結婚は紙1枚。負担はそれ以上。
―また結婚はしたいですか?
矢口:結婚っていうより、子供が欲しいなって思いますね。パートナー制でもいいかなって(笑)。日本ではまだ受け入れられないかも知れないのですが、ハリウッドや海外の方ではいらっしゃるじゃないですか。いいなと思いますね。結婚って本当に紙一枚の問題だと思っているのですが、それ以上の負担がすごいんですよね。うーーーーん、結婚は今は全く考えられないですし、二度と失敗はしたくないと思います。長い目で考えていきたいなと思っています。

■今は結婚より仕事。
―今の彼との結婚は将来的にはありますか?
矢口:このまま付き合っていけばあるんじゃないですか? それが何年後になるかはまだ何にも見えていないです。そうですね、今はお仕事と自分の目標を見つけることが大事ですね。占いの先生に「結婚は、仕事が自分の中でOKとなった時に見えてくるのではないか? そんなに遠くない未来よ」と言われたんです。なるほどって思えて、確かに今の自分は結婚を第一に考えて動く時期ではないなと。仕事を頂いているうちは、仕事を頑張って(結婚は)時期が見えてきたらいいなと思います。

■クレーマーも怖くない。逆に感心させられる。
矢口:今の時代って世間の方たちの声がダイレクトに入ってきますよね。昔はどこかで噂話されているくらいの感じが、今はもう本人にダイレクトに悪口が届いてしまう。だからガチガチになっていた時もありました。でもそれを気にしていたら何もできなくなるので、呼んで頂けるところには有り難い気持ちでやれるだけのことはやりたいなと思います。

(クレーマーは)今はもう怖くないです。逆にクレーマーの方や中傷を書いている方のツッコミや拾い方がうまいなと感心します。“逃走中”に出た時なら「お前は世間の目から逃げろ」とか(これは)ウマイってなるんですよ。ただの「死ね!」とか「ウザイ!」ではなく、きっちりと出来上がった文章だったりするので、逆に面白くなって、全然気にならなくなりました(笑)。大分精神的には強くなりました。そんじょそこらの悩みだったら“へ”でもないです。この先何があっても乗り越えられるという自信にもなりましたね。生きていたら何でもできるので、強い姿や乗り越える姿で「励まされました」という人がいる限り、芸能界に限らず私はどこかの世界でやっていきたいなと思います。

■ボッコンボッコンやられて強くなった。
―強くなった一番の要因はなんでしょうか?
矢口:やっぱり離婚があっての2年間です。復帰からではないですね。もう本当にボッコンボッコンやられたので、そこからの今って感じですね。家族と仲間がいてくれて、その人たちに恩返しを(したい)、(彼らへの)感謝を強く感じたときにもっと頑張らなくちゃと思いました。本当に生きてたら何でもできると思うんです。世界地図とか見ていると、何でこんな小さな東京の片隅で震えているんだろう? 世界に飛び出せば何でもできるじゃん!みたいな(笑)。世界を考えると悩んでいることがバカバカしいって思えてくる。

■悩み相談を受けたい。矢口番号設置求む!
―2年間で強くなられたんですね。
矢口:私は占いはできないですが、悩みを相談される側には立てるなって思いましたね。矢口番号みたいなのを設けてもらって20分くらい悩み相談に応えたいですね。

なお、今回矢口さんが実際に体験した際の音声は、特設サイトで聞くことができる。
特設サイトURL:http://www.0120-70-2000.jp/yaguchi/

<取材協力:『電話占いアイズ』芭璃(バリィ)先生と瑚子(ここ)先生。http://www.0120-70-2000.jp/>
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)