6月に行われたシンガポール戦で23本ものシュートを放ちながらゴールを奪えず、8月の東アジアカップでは1試合も勝利することができなかった日本代表。

これから行われる2018年ワールドカップアジア2次予選のカンボジア戦は、ハリルホジッチ監督の今後を占う意味で大きな一戦となりそうだ。

現在日本は、公式戦で4試合連続白星がない。さらにその対戦相手はいずれもアジア勢である。

では、これまで日本代表が4試合連続で白星から遠ざかっていたケースはあるのだろうか?調べてみた。

データの参照元は日本サッカー協会の公式ホームページである。

対象とするのは、データがはっきりしている2002年ワールドカップ以降の試合だ。

「公式戦4試合連続未勝利」は通算4度目のこと

調べてみた結果、日本代表が公式戦で4試合連続未勝利なのはこれが4度目のことだった。

以下、その詳細である。

【ケース1】
2010年4月から2010年6月まで 4戦未勝利

2010/06/04 国際親善試合 ●日本 0 - 2 コートジボワール
2010/05/30 国際親善試合 ●日本 1 - 2 イングランド
2010/05/24 キリンチャレンジカップ2010 ●日本 0 - 2 韓国
2010/04/07 キリンチャレンジカップ2010 ●日本 0 - 3 セルビア
【ケース2】
2013年6月から2013年7月まで 4戦未勝利

2013/7/21 東アジアカップ2013 △日本 3 - 3 中国
2013/6/22 コンフェデレーションズカップ2013 ●日本 1 - 2 メキシコ
2013/6/19 コンフェデレーションズカップ2013 ●日本 3 - 4 イタリア
2013/6/15 コンフェデレーションズカップ2013 ●日本 0 - 3 ブラジル
【ケース3】
2014年6月から2014年9月まで 5戦未勝利

2014/9/9 キリンチャレンジカップ2014 △日本 2 - 2 ベネズエラ
2014/9/5 キリンチャレンジカップ2014 ●日本 0 - 2 ウルグアイ
2014/6/24 2014ワールドカップ●日本 1 - 4 コロンビア
2014/6/19 2014ワールドカップ △日本 0 - 0 ギリシャ
2014/6/14 2014ワールドカップ ●日本 1 - 2 コートジボワール

2014年と2013年のケースはコンフェデレーションズカップ、ワールドカップでの惨敗を受けてのもの。2010年のものは、ワールドカップ前の停滞期にものだ。また、「アジア勢に4戦未勝利」というケースは今回が初めてのことである。

ちなみに、ワールドカップ1998年大会の予選ではアジア勢相手に5戦未勝利だったというケースがある。