1日、バレーボールW杯においてセルビア代表と対戦した女子日本代表は、健闘及ばずフルセットの末に惜敗。リオデジャネイロ五輪出場が懸かる同大会で5位に後退した。

試合後、キャプテン・木村沙織は目に涙をため「決め切れなかったのが悔しいです」と呟くように語ったが、同一戦では第1セットこそ要所で得点を挙げるも、第2セット以降は連携も乱れ思うようにスパイクを決められず第3セットに途中交代した。この日、木村のスパイク決定率は11.8%だったという。

すると2日放送、フジテレビ「すぽると!」では「木村沙織に何が起こっているのか!?」と題し、元日本代表で現役時代は木村とともに代表を支えた大山加奈さんが彼女の不調の原因を指摘した。

「(試合中)肩をまわす仕草が多いのが気になります。もしかしたら肩に痛みを感じているのかもしれない」。こう切り出した大山さんは、その影響について「捻りを使ったスパイクが打てなくなる。特に木村選手の最大の武器であるインナーへのスパイク。これが打てない。昨日も思うように打てずミスにつながるケースも多かった」と語った。

また、4日からアルジェリア、アメリカ、中国との3連戦が控えているが、木村の状態については「2日空くのは大きい。コンディションが戻る可能性がある」と期待を寄せた大山さん。負けられない戦いが続く名古屋ラウンドは「修羅場を経験している軸となる選手がコートにいないといくら勢いのある若手が頑張っても苦しいと思う。アメリカ戦、中国戦は木村沙織選手がコートに立っていないと勝利は難しいかもしれない」と勝利には木村の出場が必須とした。