池田エライザ、19歳。「一度きりの人生、自分らしくハートフルに生きるのだ!」
広い世界に飛び出したくてウズウズしてた
――子どもの頃はどんな女の子だったんですか?
中学生くらいまでは、自分のおおらかな部分と、繊細な部分が噛み合なくて、ずっといじめの対象になってましたね。当時、ハーフも少なかったですし。
――きっとエライザさんひとりだけ、違う世界を見ていたんでしょうね。
その頃って教室がひとつの世界だったから、ずっと「狭いな」って思ってた。本をたくさん読んだり、学校外の人にはいっぱい会ったりしてたから、もっと広い世界に飛び出したくて、ウズウズしてましたね。
――学校以外の人間関係というのは?
近所のおばちゃんにかわいがってもらってたの。私、あいさつが大好きで、自転車で走りながら遠くからでも大声で「おばちゃーん、おはよう!!」「おばちゃーん、雨降っとるけど、洗濯もの干してあるよー!!」とか叫んだりしてて。
――ご近所で愛されてたんでしょうね。それに、本をいっぱい読んでるっていうのも、強いですよね。
いろんな引き出しができましたね。一見理解しにくい人も、こういう人でしょ?っていう想像ができるというか。
――自分の考え方で、本に影響されてる部分はあります?
ある! ジョルジュ・サンドの『愛の妖精』っていう小説に、ファデットっていうキリスト教の女の子が出てくるんですね。そのファデットの発言がとってもピュアで、大人ぶろうとしている自分に刺さるの。高校生の頃から何度も読んでます。
――本は、ネットと本屋さんとどちらで買う派?
本屋で買う派。私は一期一会を信じて、古本屋に並んでる100円の本を目についただけいっぱい買って、端から読んで行くんです。
――先入観なく、目に付くものをとりあえず読んでみるんですね。
そう。で、いろいろ作家さんがわかってくると、読みたいときにその作家さんの別の本を買ったりできるようになるから。読書は、サイコーの娯楽!
裏表のない性格は、全部が「裏」!?
――自分の性格を分析すると?
うーん……「考え過ぎ」かな。何でも考える。想像する。ずーっと考えてる。いらないことから、大事なことまで。それで考えすぎてたら、事務所の大人たちが正してくれるの。「エラちゃんそれは違うよ」「えっ、マジ!?」って(笑)。
――たくさん考えたのに違うこともある、と(笑)。
そう。でも「そうか、わかった」って(笑)。
――人の意見も素直に受けとめられるところがスゴいですよね。
だって私バカだもん。勉強させてください!ってスタンスだから。
――じゃあ、短所は何だと思います?
考え過ぎなところ?(笑)
――確かに、表裏一体かも。考えすぎて落ち込んだりすることは?
マイナス思考になるけど、そこからさらに考えて、プラスに持っていく(笑)。
――現在の、同い年のお友達や周りにはどんな人だと思われてますか?
「変な子」!(笑) たぶんみんな、エライザが何をやってるのかわかってないんじゃないかなぁ?
――モデル仲間で仲がいいのは?
玉城ティナですね。『ニコラ』で一緒だった八木アリサを通して、たまたまTGCのイベントで仲良くなって。
――どういうところが合うんですか?
“熱血仕事人”みたいなところ(笑)。熱い熱い。「悔しいね、もっとがんばろうね」とか話してる。上辺の付き合いじゃなく、そういう話ができる友達ができてよかったなって思います。
――「悔しいね」っていうのは、もっと上を目指したいっていうこと?
悔しいからって落ち込む私たちではないので(笑)。悔しい、じゃあどうするの?っていう話。もっと面白い仕事をしたいし、仕事LOVE!だから(笑)。プライベートも全部、仕事につながっちゃう。裏表もない、全部裏!!
――表じゃなくて、裏なんですね(笑)。
だって、「くそくらえ」とか言っちゃうもん(笑)。