代表で経験の新システムへドルトMF香川「トライしていきたい」

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 スイス合宿を行っているドルトムントの日本代表MF香川真司とドイツ代表MFイルカイ・ギュンドガンが22日に行われた記者会見に出席し、新シーズンへの意気込みや二人の仲についても語った。会見の動画がクラブ公式サイトへ掲載されている。

 会見が始まる前から小声で言葉を交わしては笑い合う二人。冒頭ではギュンドガンが香川が免許停止にあっていたことを暴露し、それこそが仲が深まるきっかけと話す一幕もあった。

 ドイツメディアから「ギュンドガン選手の言葉を理解して笑っているが、ドイツ語の理解はどの程度か?」と問われた香川。「いや、まぁ……」と苦笑いしながらも「頑張らないといけないですし、試合のなかで監督が要求することをもっと覚えていかないといけないなと思っています」と語った。

 チームはユルゲン・クロップ監督が去り、新たにトーマス・トゥヘル監督が就任した。香川は「このキャンプを通じて監督の目指すサッカーであったりを求めていきたい」とコメント。

 ドルトムントで過ごすプレシーズンについては「マンチェスターでのプレシーズンはドルトムントと比べるとすごく楽だった。そういう意味ではすごくハードな練習ができている。プレシーズンは本当に大事だと思っているので、ハードに追い込んで、そしてシーズンでいいスタートを切れるようにしたいと思っています」と手応えを話した。

 新生・ドルトムントは4-1-4-1システムを採用。香川はセンターハーフとして起用されている。ここまでの手応えを問われた日本代表MFは「このフォーメーションは代表で少しやったんですけど、トップ下と違ってすごく運動量を求められますし、攻守に渡ってハードワークをより求められます」

「ただ、いろいろなポジションでチャレンジしていきたいなという思いはすごくあるので、どんなポジションであれ、チームが上手く機能するように自分は取り組んでいきたいし。どちら(のポジション)にも良さはあると思うので。どんなポジションであれ、順応していけるようにトライしていきたいと思う」と意気込んだ。

 また昨季を振り返った香川は「やっぱり攻撃の選手に求められる数字というのは、明らかに物足りなかったですし、あとは安定したパフォーマンスという意味でも、何があったのかなと思うので……。今シーズンは継続して結果を残してチームの勝利に貢献していくためにも、今はすごくいい練習ができているので、それを去年の課題として取り組んでいきたい」と話している。


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