ナインティナインさんにも人食いワニの世話をしてみてほしい「世界のどっかにホウチ民」帰国報告会見
各国でビザが切れるまでの90日間、ホウチ民生活を送ってきた、ゆりやんレトリィバァ、スパローズ・森田悟、田中美晴の３人が無事帰国し（もうひとりのホウチ民・ベン山形はそのままタイに無期限滞在するとのこと!?）、報告会見を行った。
「日本に彼氏も、別れを惜しむような人もいなかったんで、すぐにでも行かせてくださいって思いました。それまでは、映画に憧れてアメリカに行きたいアメリカに行きたいって思っていたんですけど、実際にニューヨークシティで暮らしてみて、ステキな友達にも出会えましたし……なにより、女になって帰ってきました！」
売れそうで売れないまま苦節20年のスパローズ・森田悟は標高3800ｍという、富士山の頂上よりも高い国・ボリビアに放置されたが、今回のホウチ民生活には並々ならぬ思いがあったという。
「出発の直前に、たまたま僕らのニュースがYahoo!のトップに出たんですよ。それで、めったにないテレビのオファーが3〜4本来たんですが、これのせいで全部出られなかったんです！ やっぱ売れないヤツってこういうタイミングなんだなと……。20年に一度のチャンスを全部逃したんで、ボリビアにすべてを賭けるつもりで行ってきました！」
そんな芸人人生を賭けたホウチ民生活を終えて、日本に戻ってきてからの手応えを聞かれると「絶対に悲しいことを聞きだそうとしているでしょ!? 日本で大騒ぎになっていると思って、帰ってきた羽田空港でずーっと（ボリビアの歯医者で入れた）金歯を出してたんですけど、誰からも気づかれなかったですよ！ だからこの番組、まだオンエアしてないんじゃないかと思ってます」……番組はまだまだ盛り上がっていくところだから、チヤホヤされるのもこれからじゃないかな!?
ちなみに、森田のホウチ民生活中、やたらとお笑いライブで「スパローズ（大和のみ）」という表記を見かけた相方の大和一孝は「一切番組を見ていないらしいです。見たら怒りで拳を握りすぎて血が出るから！」とのこと。巻き添えを食って20年に一度のチャンスを一緒に逃しちゃったんだもんなぁ……。
そしてホウチ民中、唯一のモデルである田中美晴。一番か弱く見える田中だが、まさかのアフリカ・ザンビアに放置され、アルバイトで人食いワニや巨大蛇、ライオンの世話をしたり、虫料理を平気で食べたりと「芸人から嫌われるよ！」（森田）というレベルのハードなホウチ民生活を過ごしてきた。
「私はひとり暮らしすらしたことがなかったんで、ザンビアでの生活というよりは、ひとりで生活すること自体が大変で……。もともと、虫とか動物とかが得意じゃなかったんですけど、ザンビアで鍛えられてワニでもライオンでも大丈夫になりました！ アルバイトはキツかったけど、ワニにいうことを聞かせられたりするとすごく楽しかったんで、あれは（司会の）ナインティナインさんにも是非体験してもらいたいですね」
ホウチ民たちはこうして無事に帰国したものの、番組の放送はこれから後半戦に突入して、ますます盛り上がりを見せていくところ。果たしてどんな生活を送ってきたのか……!? ３人に見どころを聞いてみた。
「ニューヨークシティの強烈なキャラクターのみなさんの面白さと、ブサイクが恋をしていくという急展開を楽しみにして頂けたら嬉しいです。センキューガイズ！」（ゆりやんレトリィバァ）
「ボリビアって、街にある時計の８割くらい時間が狂ってるくらい、いい加減な国なんですよ。そこに住むいい加減な人たちがメチャクチャな行動を起こすんで、僕じゃなく、ボリビアって国を見てください！」（スパローズ・森田悟）
「前半は男の子の友達しか出てこなくて悲しかったんですが、後半では女の子友達との触れ合いも見せられると思います。そして、国のトップにいる王様的な人に偶然会えたりして……なかなか出来ない経験もしていますのでお楽しみに！」（田中美晴）
右も左も分からない国にタレントを放置してしまうという無謀過ぎる番組『世界のどっかにホウチ民』はこれからが本番！ 後半戦は7月15日からスタート。果たしてどんな生活模様を見せてくれるのか……一緒に見守ろう！
（北村ヂン）
エキレビ！では、TBS深夜を攻めている演出家「世界のどっかにホウチ民」井上整×「クレイジージャーニー」横井雄一郎の対談を掲載中（前編）、後編は7.16アップの予定です、お楽しみに！
