7月2日、国際サッカー連盟(FIFA)が、女子サッカーワールドカップの各賞の候補者を発表した。最優秀選手候補8人には、なでしこジャパンから主将のMF宮間あやとDF有吉佐織、最優秀GKの候補に海堀あゆみがそれぞれ選出されている。

海外のサッカーファンはフォーラムでも議論となっており、大会MVPに相当するゴールデンボール賞の候補については宮間、有吉を推す声が多い。

中には「アメリカが勝ったらカルリ・ロイドがMVP。宮間が得点して日本が優勝したら宮間がMVP」と決勝の結果でMVPが決まるとする意見もあるが、いずれにせよ「有吉かジュリー・ジョンストン(アメリカ)どちらか」「ミーガン・ラピノー(アメリカ)かジョンストン。宮間もMVPに相応しいと思う」「ルーシー・ブロンズ(イングランド)か有吉だと思う」などと、なでしこの大黒柱である宮間と、今大会で存在感を示した有吉のプレー内容への評価が、ファンの間でも極めて高いことが伺える。

各国の選手を推す自国贔屓の声が圧倒的に多い中でも、大会を通じてのプレイ評価となると、決勝で対戦する日本代表選手とアメリカ代表選手が圧倒的に多い。特に主将の宮間、有吉、そしてアメリカのジョンストン、ラピノー、ロイドのMVPを巡るマッチアップは、5日の決勝戦でも大いに注目されているようだ。