16日(日本時間)、マーリンズパークで行われたMLB公式戦=ヤンキース×マーリンズの一戦ではイチロー×田中将大の日本人対決が実現した。結果は4打数2安打でイチローが田中を攻略、試合も2-1でマーリンズが勝利した。

すると21日深夜放送、TBS「S1」では「独占 イチロー×田中将大 全13球に秘められた真実」と題し、イチローとの対戦を終えた田中のインタビューが放送された。

第1打席の1球目でスライダーを投じた田中にイチローは笑みを浮かべている。「僕もストレートでいこうと思ってましたよ。でもキャッチャーがスライダー(のサイン)を出したから。それに頷いてなげましたけどね」と明かした田中は、続くストレートをライト前に運ばれ「真っ直ぐのタイミングで打たれたっていう印象は受けました。初球のスライダーを投げた時点でああいう見逃しをされた。最初から真っ直ぐ(狙い)だったのかもしれないですけど」と語っている。

また3回裏の第2打席で内野安打にされた場面を「イチローさんだから抑えたいっていうのはありましたし、試合のリズムが掴めてない感じでアップアップしてた」という田中だったが、5回裏の第3打席では152キロのストレートで見逃し三振を奪い、7回裏は内野ゴロで抑えた。

「良くなかったですね。変化(球)が全体的にぼやけていた」と総括した田中。翌日の試合前、イチローのもとに挨拶へ赴き談笑する姿がカメラに映されたが、その内容については「それは言えないですよ。言えないっすよ」と笑顔を見せた。