16日、埼玉スタジアムでは2018年サッカーW杯ロシア大会2次予選=日本代表−シンガポール代表の一戦が行われた。

格下相手に誰もが日本の勝利を信じて疑わなかった一戦は、まさかのドローに。日本は終始攻め続け20本以上のシュートを放ちながらも、守備を固めるシンガポールから得点を奪うことはできず、試合後のスタジアムにはサポーターの怒号やブーイングがこだました。

すると翌日の情報番組では、サッカー解説者・北澤豪氏、福田正博氏が同一戦を振り返った。それぞれの主なコメントは以下の通りだ。

●北澤豪氏「ZIP!」(日本テレビ)VTR出演
「日本の攻めるサッカー、ハリルホジッチ監督の縦に速いサッカーって相手チームも分かってることじゃないですか? ですから(シンガポールは)それを研究して中央を固めてくる守りをしたわけですよ。

(今後は)個人的な準備はもちろんですけど、次の試合で縦に速いサッカーをやっていくのか。(相手が)守ってくるならもっと違うやり方も必要なんじゃないかとか、そういった方向転換を考えていかないと」

●福田正博氏「グッド!モーニング」(テレビ朝日)出演
「(1点が取れなかった理由は)ズバリ、ハリルホジッチ監督はアジアの戦い方の準備ができていなかった。それに尽きると思います。

縦に速いのがハリルホジッチ監督の理想なんですが、昨日のシンガポール戦に関して言うと(相手が)ゴール前に9人いる。縦に速い攻撃をするにもこれだけ守備を固められたらできないんですよね。そういう時にどういう戦い方をするかという準備ができていなかった。就任して間もなかったので準備不足ってことは言えると思うんですよね。

(守りを固められた時は)一つのオプションとして僕が思うには背の高い選手を入れることが重要。サガン鳥栖の豊田陽平。彼の良さは高さ。アジアのチームは背が高くないので是非とも呼んで貰いたい」