W杯王者ドイツを相手に現役の消防士のGKが神セーブを連発

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6月13日に開催された2016年ユーロ(欧州選手権)予選D組、ドイツ代表対ジブラルタル代表の一戦は、7−0で下馬評通りW杯王者のドイツが大勝した。

ところがこの試合では、ドイツ代表の大量得点以上にジブラルタル代表のメンバーが話題になった。ほとんどの国の代表チームがプロ選手で構成されている中、ジブラルタル代表メンバーは、普段は様々な職業に就いているのだ。

特に今回は、現役の消防士というゴールキーパー、ホルダン・ペレスが注目を浴びている。彼は7失点と大量失点しつつも、何度かは見事なセーブを見せたのだ。

海外のネット掲示板でも、多くのサッカーファンが「ワールドレベルのセーブが3つあったよ」「あれだけできてまだ消防士を続けるのは理解できないね」「そろそろイングランドの1部や2部のクラブもジブラルタルやフェロー諸島のプレイヤーに目を向けるべきでは?」「よく考えたら世界王者相手にあそこまで防いだんだ、立派だよ」などと、ペレスの仕事ぶりを称えている。

実はジブラルタル代表は、3月のスコットランド戦において弁護士のパスを受けた警官がゴールを決め「ジブラルタル代表の歴史上、初のゴール」と脚光を浴びていた。今回は完封された上の大量失点となってしまったが、消防士のキーパー、ペレスによるファインセーブは、サッカーファンの心をがっちり捉えたようだ。