6/13から。ベトナムフェスティバル2015で絶対食べたい料理ベスト3
6/13（土）6/14（日）に代々木公園で開催される「ベトナムフェスティバル2015」。
会場には食べ物だけでも50ブースが並ぶ。
「ベトナムフェスティバル」でぜひ食べたい料理ベスト3を紹介する。ビールにも最高に合うよ！
春巻きは「生」じゃなくて「揚げ」
ベトナムで春巻きといえば「揚げ春巻き」のこと。
ひき肉、春雨、キクラゲなどの具をライスペーパーで巻き、カリカリに揚げる。
揚げたてをヌクチャムという甘酸っぱいタレに浸して食べる。
南北に長いベトナムは、気候や文化に地域差がある。
だから春巻きも違う。北は細長いものが主流で、はさみで3つにちょんちょんと切って出される。
一方、南は親指大の一口サイズ。呼び名も、北は「Nem Ran（ネム・ザン）」、南は「Cha Gio（チャー・ヨー）」。
日本のベトナム料理店は南系のオーナーが多い。つまり、ハサミで切った「Nem Ran（ネム・ザン）」はレアですよ。
※北部風は2本で300円、南部風は4-6個入りで500円程度
「フォー」よりも食べてもらいたい麺
「フォー」よりも食べてもらいたい麺がある。「Bun Cha（ブン・チャー）」。
ベトナム式つけ麺、首都ハノイの名物でランチの定番メニュー。
「ブン」はフォーと同じく米粉から作られた麺だが、平たいフォーと違ってブンは丸細。そうめんより太く、表面はつるっと、中はもっちりしている。
「チャー」はミンチ状にした肉のこと。ヌクマム（魚醤）、砂糖、酢、ライム、にんにく、唐辛子の輪切りでつくられたつけ汁の中には肉団子と焼き肉がたっぷり入っていて、それを山盛りの野菜といっしょに食べる。
ハノイ在住の日本人に好きなベトナム料理を聞いたら、きっと圧倒的1位になるだろう、そんな味。
※1杯500〜800円
見た目はアレだけとウマい焼き鳥
日本在住のベトナム人もこのフェスティバルを楽しみにしている。故郷の料理が味わえる貴重な機会なのだ。
焼き鳥もそのひとつで（「Ga Nuong（ガー・ヌオン）」）、中でもめったにおめにかかれないのが「Chan Ga（チャン・ガー）」。直訳して“鶏の足”。
ニワトリの地面をつかむピンク色のアレ、あの通りのエグい見た目。だが、これがウマい。
ベトナム人から伝授された食べ方は、まず甲の真ん中にかぶりつくこと。
ここがいちばんジューシーな部分だ。ほとんど肉はついてないのにウマい焼き鳥。ビールを片手に甘辛い軟骨を無心でしゃぶる幸せ。ぜひ挑戦してほしい。
※ハノイの名店「ビンミン」（ブースF-47）では1本250円、5本セット1000円（予定）
パクチーが苦手な人もだいじょうぶ
定番料理のフォー、バインセオ（お好み焼き）、バインミー（サンドイッチ）などを各店で食べ比べてみるのもいい。
たいてい入っているのが「パクチー（コリアンダー）」。おなじみの香草ですね、苦手なひとも多い。だったら「パクチー抜き」を頼めばいい。
「Dung cho rau mui！（ズン・チョー・ザウ・ムーイ＝パクチーを入れないで）」
と叫んでみよう。
通じなくてもだいじょうぶ。スタッフも心得ていて、スムースに対応してくれます（もちろん日本語で「パクチー抜いて」って言ってもいいんだけど、それは、ほら、気分の問題ですよ）。
逆にパクチー好きなら「Them（テーム＝もっと、おかわり）」と言えばたくさん入れてもらえる。
昨年はデング熱の影響で中止となったベトナムフェスティバル。
2年ぶりの開催となる今年は、ベトナム建国70周年の記念の年でもある。
伝統芸能の水上人形劇の上演、人気アーティストのライブ、アオザイショーも企画されている。
梅雨入りしたばかりの東京の空気は、東南アジア特有の気候に近い。「ベトナムでビール」の疑似体験ができる2日間だ。
何を食べるべきか迷ったときには、ベトナム人が並んでいる店を選べば間違いない。
（宮下由布）
「ベトナムフェスティバル2015」
日程：2015年6月13日（土）10:00〜20:00／6月14日（日）10:00〜20:00
会場：代々木公園イベント広場 ※雨天決行
主催：ベトナムフェスティバル2015実行委員会／駐日ベトナム大使館
