FIFAの次期会長にレアル・マドリード、インテルなどで活躍したルイス・フィーゴ氏を推す声が上がっている。

先月29日に国際サッカー連盟(FIFA)総会で5期目の会長続投が決定したばかりだったゼップ・ブラッター氏が6月2日、会見を開き辞任を表明した。

収賄容疑でFIFAの元幹部ら14人が米国司法省に起訴された件で、ブラッター氏は会長としての責任や自身への疑惑関与などについても追及されていた。

ネット上では海外のファンから「歓迎する」「悪い奴がいなくなった」「80歳近いから後がないと気づいたか」など、ブラッター氏に対しての辛辣なコメントが届いている。

一方で、「彼の後釜も賄賂を受け取る奴になるんだろう」「これが改革に繋がると思うか?」などと、辞任によってFIFAそのものの体質が変わるわけではないとする悲観的なコメントも多い。

ネット上では、FIFAの体質改善が至上命令となる次の会長候補についての議論も盛んだ。その中で、特にフィーゴ氏を推す声が多い。ブラッター氏再任に反対していたフィーゴ氏は、自らも会長選に立候補していたが、直前になって自ら退いた経緯がある。

ただ一方で、「彼はクリーンかもしれない。ただ有能かどうかは別の話だ。名ばかりの会長になってビジネスの脇に追いやられても意味がないし、残りの奴らがいつも通りのことをするだけになる」と会長としての手腕に疑問符をつけるコメントも散見している。