このまま「地道にコツコツ」でいいのかな「まれ」46話
希（土屋太鳳）が、池畑大悟（小日向文世）に提案するルセット（レシピ）をがんばって考え続ける１５分。
冒頭、ショートケーキは洋菓子で、フランス菓子とは違うという知識もなく、それほどの技術ももってないのに根拠なき自信だけもっている希の姿に、やっぱり徹（大泉洋）の子供なんだなあと思わされました。
皆の心配をよそに、藍子（常盤貴子）は、楽しそうだし生き生きしていると、徹のやりたいようにさせているのは、幸枝に、徹を駄目にしたのは藍子だと言われたからでしょう。希を送り出すときの、気張った明るさもそのせいなのだろうな。藍子も大変です。
徹は徹で、でっかい夢にわくわくしてることを隠して、地道にコツコツやって年老いていくんだろうと残りの人生、歩留まり考えてしみじみしてみたり。でもそれも藍子に「自分に言い聞かせてるみたい」とバレバレです。
外で座って夫婦でお茶飲むのも悪くはないとは思いますが。
そして希にやたら関わってくる大輔（柳楽優弥）のひと言で、希は能登の食材で自分らしいケーキを作ろうと思い立ちます。
大輔「やっぱり あれ？ 無口で頑固で
『自分不器用ですけん』みたいな。」
希「日本一、日本一 ちゅうて暑苦しい男やわいね。
ほやけど うちの夢 思い出さしてくれて。」
大輔「まだ好きなの？」
希「終わった話やわいね。もう彼女おるさけ。」
希、目下、逃がした魚（圭太）は大きかった感じ？ あきらかに圭太（山崎賢人／崎の大は立）と心が強く繋がっているふうに、能登と横浜で、夜中ふたりがコツコツ仕事している（駄目人間・大輔は寝てる）場面は、青春そのものですけど、大輔との今後も気になりますね。
それはともかく、「地道にコツコツ」がちょっとしつこくなってきた感じがしています。実体がいまいちはっきりしない「地道にコツコツ」に、希はじめ、みんな縛られ過ぎなんじゃ・・・（木俣冬）
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