来月6日、カナダを舞台に開催されるサッカー女子W杯が迫ってきた。

連覇を狙う日本代表(なでしこジャパン)は香川県でトレーニングキャンプを開始し、24日にはニュージーランド代表と、28日にはイタリア代表と親善試合を行う。

19日、フジテレビ「すぽると!」では「なでしこ佐々木監督 史上最大の挑戦」と題し、なでしこジャパン・佐々木則夫監督に行ったインタビューの模様を放送した。

「連覇にチャレンジできるのは、なでしこジャパンだけ。ただそう簡単にはいかない。そう簡単にいかないのは2011年も一緒だった」。並々ならぬ決意をこう述べた佐々木監督、同番組に語った主なコメントは以下の通りだ。

●選考の軸について
「軸は23人が誰しも戦える。攻撃も守備も走りきれる。相手のパワーある選手であっても体張ってなんとか阻止しようという要素。やはり戦う意識のベースがなければ我々の巧さだけでは通用しない」

●9位に終わった3月のアルガルベ杯
「本大会ではあってはならない状況があったわけで、これを糧にして次に繋げるよう」

●他国から分析されている?
「そうでしょうね。海外にしても日本でも皆さん映像で放映してくれますから、我々の情報が一番あると思いますよね」

●W杯のグループリーグでは、スイス、カメルーン、エクアドルと対戦する
「初出場のチームは未知数ですよね。怖いものなしで相手は当たってきますから、その辺もパワーアップするということ」

●連覇に向けて
「華麗なプレーよりも皆でひたむきに最後まで諦めない姿勢の中で結果が出てきてますから、なでしこイズムは大事にしてベースはそこだと思います。時には今まで見せたこともないセットプレーも考えておこうかなって今思ってますけどね(笑)」

●24日のニュージーランド戦は佐々木監督が熱望したというが?
「スイスと非常に似ている。スピード感もありますし高さもありますし個の中でスピードのあるアグレッシブな仕掛けをできる選手もいる。対スイス想定で打ち込みたい」

●W杯も初戦にピークを持っていく?
「ピークではないんですけどコンディションをまず持っていきたい。特に第一戦はポイントになる。あんまりスイス、スイスっていうと皆過緊張になったりするからこの辺で(話すのを)やめておこうかな」