9日放送、「Going! Sports&News」(日本テレビ)では「密着 サッカー日本代表の妻 代表入りを支えた言葉」と題し、ガンバ大阪宇佐美貴史を支える妻・蘭さんの言葉を紹介した。

中学時代からの幼馴染でもある二人。2011年6月、宇佐美は19歳でドイツ・ブンデスリーガの名門バイエルンに移籍しており、これと同じタイミングで蘭さんと入籍した。それはタレントとして活躍し始めた蘭さんにとっても大きな転機であった。

「自分の中で優先順位を考えた時に一番は彼をそばで支えることが大切に思った」と振り返った蘭さんは宇佐美とともにドイツに渡るも、夫に待っていたのは世界的ビッグクラブに埋もれ、試合に出れない失意の日々だった。

「サッカーが楽しくないってよく言ってたので基本的に毎日暗かった。ずっと家でサッカーのゲームばかりしていて、本当に病的にしていたのでちょっとヤバいかもしれないって思いました」。
当時の様子をこう語った蘭さんは、宇佐美にある言葉をかけたという。

その言葉を「“自分の印象を決めるのは他人やねんから、他人にいい印象を与えられるように努力すればいいんじゃないの?”って言われました」と明かした宇佐美は「ドーンと響いた部分があった」とも。以後自分の努力すべきことに集中するようになる。

その後の活躍は周知の通りだろう。2013年、ガンバ大阪に復帰すると昨シーズンはクラブトップの公式戦21ゴール。今年3月には日本代表でも待望の初ゴールを決め、先月末にはクラブタイ記録となる6試合連続ゴールを叩き込むとスタンドの妻に向かって左腕を掲げた。

試合後、番組のカメラに「持ってますね。こっち(妻が)が持ってます。助かってます」と照れくさそうに感謝した宇佐美は、今後の目標を訊かれると「一番の大舞台(W杯)で楽しくサッカーやってるところを見せたい」と意気込んだ。