12日、東京都港区六本木のセルベッサでW杯日本代表戦の中継開始を前にバーに集うサポーター。(撮影:吉川忠行)

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ジーコジャパン、間もなく出陣─。2006FIFAワールドカップ ドイツ大会で、一次リー グF組の日本代表は12日午後10時(現地時間同3時)から、ドイツ・カイザースラウテルンのフリッツ・ワルター競技場でオーストラリア代表と初戦を戦う。東京・六本木でも深夜にもかかわらず、キック オフを目前に、居酒屋やディスコに多くのサポーターが詰めかけている。

 普段はスーツ姿のサラリーマンが多く、辺りで一番にぎやかな六本木交差点周辺も、この日は日本代表ユニフォームを着込んだカップルや若者のグループが目立つ。 各店舗の入り口など街の至る所には「W杯放映中」と書かれた看板、1ドリンク付き で1人3000円から4000円が相場といったところだ。

 パブリックビューイング会場となっている国内最大のディスコ「ベルファーレ」は、試合開始3時間前の午後7時に開場。1500人の定員に前売り券は完売、当日券100枚もオープンと同時に完売した。

 「ベルファーレ」に隣接する「東京スポーツカフェ」でも400人以上が詰めかけ、早くから満員に。画面に日本選手の姿が映し出されると、大きな歓声が沸き起こった。夜9時には、キャンセル待ちで100人以上のサポーターが店外で列を作りながら、 「ウォッ、ウォー」と応援歌を合唱していた。

 「飛ぶように売れてしまいましたよ」と笑みを浮かべて話すのは六本木でFIFA公認のグッズ販売店を運営するファミリーマート広報の新野貴史さん。同日入荷したばかりの日本代表ユニフォーム(税込1万395円)150着は、試合前に売り切れてしまい、店内にはせめてTシャツでも買おうと訪れた客でいっぱいになった。【了】

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