祭りって、血が騒ぎますよね! 「夏祭りには・・・絶対告白してやる!」とか、「祭りの夜は、いつもスカスカのはずのラブホでも満室」とか、若くてお盛んな時代ほど、いろんな意味で盛り上がっちゃうものです。

 ハイテンションな空気にまかせて、「祭りでLOVE!」なシチュエーションになるのは日本だけじゃございません。「リオのカーニバル」でおなじみの、日本の裏側・ブラジルでも同じなのです。そりゃ、あんなナイスバディなお姉さん方が、あんな大胆な、「今にも見えそう」というより、「モロ見えじゃないですか!」みたいな格好で踊り狂ってるんだから、そりゃ〜エッチな気分になりますよね? だからカーニバル期間中は、セックス三昧になる若者が少なくないのだとか。

 人々の「セックスライフ」を懸念してか、2月25日から各地で開催されるカーニバルでは、ご親切にも政府がコンドームをタダで配布してくれるそう。その数、なんと2500万個。これらのコンドームは、ブラジル政府が推進している「アンチエイズプログラム」に協賛する企業によって支援されているのだとか。さらに2500万個じゃまだまだ足りないのか、政府は06年中にブラジル全体で10億個のコンドームを配布する計画も立てているという。

 10億個って・・・現在ブラジルの人口が1億8352万人だから、年間に1人5個はもらえるってこと? ブラジル人の年間セックス頻度が平均96回(04年durex調べ)なので、まあ、数としては微々たるものですが、ちょっとはエッチ費用の節約になりますね。でも96回か・・・ブラジルといえば、以前ご紹介した「ペットのためのラブホテル」なんかもあるから、人間様のほうもかなりお盛んなのかと思っていましたが、意外にそうでもないみたいですね。

 ところで、私ら日本人からしてみれば、「コンドームを無料で配って、正しく避妊・・・素晴らしいじゃないの!」と思ってしまいますが、どうやらブラジルは「コンドーム推進文化」ではないようです。ブラジルは、世界最大のカトリック教国。カトリックといえば、コンドームによる避妊を認めていないことで有名です。国内では政府の試みに対して、なんやかんやと批判もあるみたい。でもまあ、堕胎したり、子供を捨ててしまうぐらいなら(「捨て子窓口」のイタリアもカトリックですし)、ゴムで避妊しとけ! なんて思ってしまうのですが・・・。(遠藤麻衣/verb)

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