堤清二氏らの買収提案を拒否
西武鉄道の後藤高志社長は10日、グループ再編合意の記者会見で、西武グループ創業者一族の堤清二、猶二氏から提案された西武鉄道の買収提案について、資金源が明確でないことなどを理由に、文書で拒否を伝えたと明らかにした。
後藤社長は「買収提案は創業者一族の一定の影響力維持が狙いにあると思っている。一連の不祥事は一族支配が最大の理由の一つ。買収提案は、私たちの計画よりガバナンス面などで不透明感が強い。生まれ変わっていく西武グループにはそぐわない」などと見解を述べた。
そのほかの拒否理由については、◆買収後の経営体制があいまい◆一体再生か分離再生か経営方針がはっきりしない◆株主、企業価値を高める具体案がない、などとした。
また、グループ再編で行われる総額1600億円の増資により、コクド前会長の堤義明氏の株式保有比率は、現在の36%から5%強になり、一族のグループへの影響力は低下する。【了】
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後藤社長は「買収提案は創業者一族の一定の影響力維持が狙いにあると思っている。一連の不祥事は一族支配が最大の理由の一つ。買収提案は、私たちの計画よりガバナンス面などで不透明感が強い。生まれ変わっていく西武グループにはそぐわない」などと見解を述べた。
そのほかの拒否理由については、◆買収後の経営体制があいまい◆一体再生か分離再生か経営方針がはっきりしない◆株主、企業価値を高める具体案がない、などとした。
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