日本銀行の白川方明総裁は2010年10月15日午前の支店長会議で、「日本経済が物価安定のもとでの持続的成長経路に復する時期は、後ずれする可能性が強まっている」との認識を示した。円高による企業マインドへの影響を背景に、「改善の動きが弱まっている。(従来の見通しに比べて)成長率は下振れて推移する可能性が高い」と景気の先行きについて警戒感を表わした。    また、日銀は同