南アフリカW杯アジア最終予選の組み分け抽選会の結果が発表になってからというもの、携帯電話のベルが鳴り止まなかった。そのほとんどが「通知不可」。海を隔てた韓国からのもので、誰もが皆、ため息をつきながら気落ちした声でこう呟いた。「韓国は“死の組”だ。日本がうらやましい」実は前日の6月26日。彼らはまったく違った反応を示していた。6月22日の南北戦を取材したあともソウルに残り、韓国で取材を続け、日本