「恋チュン」実はメンバーから大不評だった たかみな、テレビ番組で当時の秘話明かす
シンプルで親しみやすい振り付けが話題になったAKB48の代表的楽曲「恋するフォーチュンクッキー」は、実は当初はAKBのメンバーからはいたく不評だった――。グループ総監督の高橋みなみさん(23)が2014年8月16日朝に放送された阿川佐和子さんのトーク番組「サワコの朝」の中でこう明らかにした。
ただ、メンバーが不安がるなか、総合プロデューサーの秋元康氏(56)は、当初から楽曲が受け入れられることに強い自信を見せていたという。
「これちょっと、若い子はあんまり好きじゃなさそうかな〜」
「恋チュン」は13年8月21日に発売され、オリコンのシングルデイリーチャートでは、発売初日に109万6000枚を売り上げた。「恋するフォーチュンクッキー」という楽曲名は13年6月24日未明に放送された「AKB映像センター」(フジテレビ)の中で発表されているので、実質的には発売前にテレビ出演などを通じて2か月近い周知期間があったことになる。
だが、実際に楽曲を歌うメンバーにとっては不安だったようだ。高橋さんいわく、「最初に音を聞かせてもらったときには、すごく単調な音でした」。
ただ、秋元氏は当初から
「これはファンのみなさん、みんなが踊ってくれる曲になる」
と主張していたという。それでもメンバーは不安を抱いていたが、結果的には秋元氏の「読み」が的中した形だ。
「でも私たちは、『でもちょっとこれ、やばくないですか?これちょっと、若い子はあんまり好きじゃなさそうかな〜』ってメンバーでは噂してたんですけど、結局今になったら、色々な方が踊ってくれるようになって...」
「秋元さんだけは『絶対に流行る』って言い続けてて...」
センターポジションを務めたHKT48の指原莉乃さん(21)も14年3月12日に放送された歌番組「1番ソングSHOW」(日本テレビ)で、同様の発言をしている。
「ミュージックビデオの段階では、メンバー全員から大不評で...、秋元さんには申し訳ないんですけど、『絶対売れない』と。でも、秋元さんだけは『絶対に流行る』って言い続けてて...。今では私も一番好きです!」
「恋チュン」のミュージックビデオは、13年6月22日に、指原さんが劇場支配人を務めるHKT48劇場(福岡市中央区)脇の道路で撮影された。前出の「映像センター」では、撮影現場の様子も放送されている。いわば、「恋チュン」がメンバーから「大不評」だった時期に当たるが、メンバーは「恋チュン」について
「占いたくなる」(渡辺麻友さん)
「みんなで盛り上げられる曲だし、振付もみんなでできて楽しめる」(板野友美さん)
「ちょっとなつかしい大型ディスコ」(高橋みなみさん)
などと話していた。