ユヴェントスとインテルがFWミルコ・ヴチニッチとMFフレディ・グアリンのトレードに動いている。両クラブの首脳陣は、インテルのエリック・トヒル会長の最終承認を待っているところだ。21日に交渉は再開される予定となっている。

20日は非常に長い一日となった。両クラブのフロントはミラノで約６時間にもわたって交渉した。ユーヴェのジュゼッペ・マロッタ代表取締役は、「すべて明日話す。交渉は止まったが、まだ終わっていない。明日分かるだろう」とコメント。インテルのピエロ・アウジリオSDも「また明日」と述べた。

当初、両選手のトレードは差額支払いなしの完全トレードで考えられていた。だが、午後になってトヒル会長がトレードに反対。おそらくはレンタル移籍を望んだと見られる。だが、ユヴェントスはこの案を良く思わなかった。

交渉のテーブルに残っているのは、レンタルでのトレードだ。そしてシーズン後に総括し、完全移籍を検討するというものである。ユヴェントスがインテルに差額を支払うという可能性も残っているようだ。いずれにしても、21日に再び話し合われるだろう。

グアリンはインテルに対し、交渉がまとまらなければ、21日の練習には参加しないと伝えている。一方のヴチニッチも、ヴィノーヴォの練習場でチームメートたちに別れのあいさつをし、夕方にはメディカルチェックを受けている。

なお、インテルは近く、左サイドバックの問題も解決するかもしれない。サンパウロがアルバロ・ペレイラの獲得を正式に発表しており、インテルにはトリノからダニーロ・ダンブロージオが加わるだろう。先日からミランとローマも関心を示していたが、インテルがラストスパートを仕掛けている。