不安募る日本代表も、オシム元監督は意外な評価!?
![イビチャ・オシム氏(写真は2007年/撮影:Kiminori SAWADA)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/8/c/8cfc6e3f7f0f95130ae821cbe0058b2c-m.jpg)
そんな折、元日本代表監督・イビチャ・オシム氏は今回の親善試合をどのように評価したのか。20日放送、NHK「サンデースポーツ」では、「サッカー界の知将 オシムが見た日本代表」と題し、同氏のコメントを伝えている。
個々の選手についても「ゴール前の香川は常に魅力的だ。ワンツーもあるし、シュートもある。最後までゴールを狙うことにトライしている」「岡崎はとてもよく動く。とてもアグレッシブで危険な存在になっている」と話したオシム氏。日本のスタイルも「試合で3、4回の得点チャンスを作り、その全てをものにしろとは言えない。そう言ってしまうのはよくないこと。日本は機動性に溢れる攻撃的なサッカーを続けるべきだ。スタイルを変える必要はない。日本の組織的なプレーは興味深いし、現代サッカーで強く求められるスタイルそのもの」と語る。
また、日本代表の中心的存在、本田圭佑については「中盤でボールを長く持ち過ぎるのは問題だ。相手はすぐにプレッシャーをかけて奪いにくる。プレーに時間がかかるとスピーディな攻撃はできない。本田はメッシではない。だが、周りの選手との連携を深めれば更に危険な存在になれる。だから、他の選手の特徴を理解し、連携プレーを増やすべき」とアドバイスを送ったオシム氏は、課題の守備面ではボランチが重要と前置きした上で「本田は非常にタフなのでボランチで起用するほうがいい。屈強な本田がボランチになれば心強い。彼のようにガッチリして戦いに強い選手がディフェンスラインの前にストッパーとしてプレーすることが必要。相手の足元のボールを積極的に奪いにいき、常に素早く攻撃に繋げる。そうすれば大きな変化が生まれ、さらに攻撃的なチームになれる」と持論を展開した。
■関連リンク
・オシム氏が挙げる“世界一だと思う選手”とは?
・川淵氏、ジーコ監督就任秘話明かした