パレルモのリーノ・ガットゥーゾ監督が、記者会見を予定より早めて行った。元代表チームメートたちとのランチが待っていたからだ。

「元チームメートたちで、イタリアを代表する選手たちがテーブルにいるのを見れば、思うことがあるのは当然さ。彼らのうちの何人かは、私と同年代なんだしね」

特にガットゥーゾ監督が話したのは、“ベテラン”たちだ。

「ジジ(ジャンルイジ・ブッフォン)がまだ、子供ですら持たないような意欲にあふれているのは、信じられないね。あるいは、もっとワルに見せるために(アンドレア・)ピルロがひげを生やしたり。本当に信じられないよ。まるで私の真似をしているみたいだ」

「私は代表で11年を過ごした。まだ何か感じるものがあるよ。(代表での)緊張感をまだ覚えている。結果を出したいと願い、考え、それから国歌を歌い…なんと名誉なことか」

チェーザレ・プランデッリ監督の後任候補に自らも含められるかと聞かれると、ガットゥーゾ監督は次のように答えている。

「冗談はよしてくれよ。私はまだパスタを100キロも食べなければいけない(経験を積まなければいけない)。成長しなければいけないからね。地道にやっていかなければいけないんだ。まだ(代表監督は)できないよ。自分の道を進めなければいけない。そうすれば、私にも何か大きなことがあるはずさ」