“あらびき芸人”頂点争う12組、「あら-1」ファイナリストが決定。
2007年10月からTBS系列にて放送された番組「あらびき団」。“レフト藤井”（藤井隆）と“ライト東野”（東野幸治）が、粗い芸を持ったパフォーマーを紹介していく内容で、2010年10月からは「ナマイキ！ あらびき団」と番組タイトルを代え、吉本興業の動画サイト「YNN」と「TBSチャンネル2」で放送されている。
決勝トーナメントに進むファイナリストは次の12組。
・クロスバー直撃
・シソンヌ
・ヲタル
・ハブ
・増山緑
・蛍（とろサーモン・久保田 with フクロトジ・川口）
・室田夫妻
・庄司智春（品川庄司）
・ギャルズ
・メグちゃん
・オーケストラシンガー
・ハリウッドザコシショウ
12組の中で唯一（？）の“ビッグネーム”とも言える庄司は、オイルでテッカテカの全身に赤いパンツという出で立ちで登場。自慢のボディを見せつけた庄司を見て、「メジャーな匂い！ 庄司くんがいてよかった！」と安堵する東野に対し、庄司は「この番組で救われています！ 品川さんは第3弾の映画も順調、嫁さんも番組やCMが決まって、格差が広がってます！」と笑いを誘う。
本大会のために「1人でライブをやっていました」と語る庄司。面白くなかったらチケット代金を返すという主旨のライブをやったところ、1人が名乗り出たそうだが、「その理由が、裸は見たくないだったんですよ」と、そもそも芸風を理解されていなかったことをぼやいた。
そして「この大会で優勝して、嫁さんにシャネルのバッグを買ってやります！ ミキティはシャネルが大好きですから！」と優勝宣言。……しかし、東野にすぐさま「（賞金で）シャネルは買えないですよ？」と指摘されると、「え？ 買えるでしょ！ あの何が入るんだっていうちっちゃいのが！ ちっちゃいシャネル買います！」と断言していた。
蛍（とろサーモン・久保田 with フクロトジ・川口）の久保田は「東京に来て、1,000円で何杯でも呑ませてくれる蛍という店で一緒にネタを考えてて、決勝が決まった」と語る。「久保田くん、波来てるから。ほかの番組にも出てるし」と東野から言われるも、「誤解なんです！」と即否定。「昨日もホステスの犬の散歩に行って、5,000円もらってる。クソにもクソの美学があるんです！」と断言する久保田に、「クソにもつかみたいクソがあるんですね」と冷静に返す東野だった。
また、12組の中で“ミスターあらびき団”とも言うべき輝く存在のハリウッドザコシショウは、「開催にこぎつけました！」という東野の報告を受け、「決勝は当然！ キングがいない『あら-1』なんてありえないでしょ？」と強気に語る。「ただ、ガチのVTR審査だっただけに、内心、ホッとしてるんじゃ？」と鋭く突かれると、「まぁまぁそうです。これで落とされたら、どこに行っていいのかわからない」と本音を吐露した。
本大会への意気込みをたずねられると、「2億％優勝します！」と断言したハリウッドザコシショウを、「2億……億って言ったらウケる発想が……（笑）」とあざ笑う東野。「じゃあ、2兆％！」と続ける彼を観て、東野はさらにニヤついた。
「あら-1」の開催発表会見にゲストとして登場したキンタロー。は選出外。東野は「残念ですけど、厳選な審査をした結果、決勝のパフォーマンスではないと判断しました」と、口をきゅっと結んだ。
そしてこの日の会見に出演したファイナリストを見渡しながら、「（優勝すれば）名誉だけは与えられますし」という東野の言葉に、ファイナリストが「え？ 仕事は増えないんですか？」と反応すると、「増えません！」とキッパリ。「終わるネタ番組もあるみたいですし、地上波には出られないんですけど、名誉は！ あと、10万円ありますから、少しのお金と名誉はいただけます！」と説き伏せた。
決勝トーナメントでは、まず12組をA〜Dの4グループに分けて予選リーグを敢行。各ブロックを勝ち上がった3組がファイナルラウンドに進出し、予選リーグとは異なるパフォーマンスを披露する。パフォーマンスはすべてVTRで流され、ライト東野の判定によって「とにかくあらくておもしろい」1組がグランプリに選ばれるという流れだ。
「あら-1」は8月31日（土）に東京・スペースFS汐留にて開催。当日はYNNほかニコニコ動画でも無料生配信される。
