「ジョゼ・モウリーニョが再びインテルに? 不可能なことだ」。マッシモ・モラッティ会長は、明確にこう答えた。むしろ、鎮火のために、「誰ともコンタクトは取っていない。私から連絡したことも、誰かから連絡が来たこともない。私は連絡したいとも思っていない。これですべてはっきりするだろう」とつけ加えている。

つまり、アンドレア・ストラマッチョーニ監督を交代させる場合のほかの監督とのコンタクトを否定した形だ。14日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦セカンドレグ、トッテナムとの試合の前に、モラッティ会長はこう話している。

「サッカーは最後の瞬間の直観でもある。監督が必要としているのは、ちょっとの運でしかないと思うよ。そして、力強く試合を始めよう。常に前半を捨てることは助けにならないからね」

そして試合後、モラッティ会長は『インテル・チャンネル』で次のように述べている。

「完璧な試合だった。選手たちは、メディアが信じたくないことをやってみせたね。我々はこの試合を誇りに思っている。トッテナムは、我々が彼らを倒すことが可能だったと分かっただろう。延長戦が余計だったね。だが、自信を与えてくれる試合だった」

「我々すべてのサポーターが、インテルがうまくいかないとすべてを捨てててしまう。逆にすべてがうまくいけば、クオリティーを見ることができる。(マテオ・)コバチッチ? 彼は素晴らしいクオリティーを持っている。ピッチでとても成熟しているね。我々はこの若いチームの軌跡を続けなければいけない」