馬総統:日本の脱原発政策見直しについて研究を

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(台北 7日 中央社)与党国民党の主席を兼務する馬英九総統(=写真)は6日、党の中央常務委員会で、日本が原発稼働ゼロ見直しを明言した背景について「よく研究し理解する必要がある」と述べた。

福島第1原発事故の影響を受け、台湾でも反原発運動が高まっており、政府は長年の懸案である建設中の第4原発について、建設推進の方針は変えないまま有権者に賛否を問う公民(=住民)投票を実施する方針を決めている。

この日の会合では党内から、大事故のあった日本では、安倍首相が原発の新設に前向きな姿勢を表明する一方でエネルギー政策全体の見直しも進めており、日本のこうした対応を台湾も参考にすべきではないかとの意見が出され、馬総統はこれに前向きな反応を示した。

馬氏はまた、公民投票の結果の如何を問わず、原発建設を中止した場合と続行した場合のそれぞれについて、発生し得る具体的な状況および代償をはっきりさせることは政府の責任だと強調した。