「日本では、どこに行くにも側衛(皇族のSP)がついてきますが、エディンバラでの生活では側衛もいません。そのぶん自由も満喫できますが、最初は戸惑われるのではないでしょうか」(秋篠宮家の関係者)

8月24日、秋篠宮家の長女・眞子さまが成田空港からイギリスに出発された。眞子さまは国際基督教大学(ICU)教養学部の3年生。同大学の交換留学制度を活用し、エディンバラ大学人文社会学部で9月から来年5月までの約9カ月間学ばれる。

エディンバラ大学には高円宮家の長女・承子さまも留学されたことがある。しかし、天皇の娘や女子の孫である”内親王”が海外に長期留学されるのは初めてのことだという。眞子さまの名門大学留学を可能にした秋篠宮家の教育方針について、前出の関係者は次のように話す。

「秋篠宮家には、お子さま方の教育専門のスタッフはおらず、勉強に関しては必要に応じて秋篠宮さまや紀子さまが教えられていました。また眞子さまは、ご両親が外国を訪問されたり、宮邸で外国からのお客様を接遇されている姿をご覧になって、英語の必要性を感じられたようです。秋篠宮さまも紀子さまも、お子さま方が国際交流できる環境を積極的に作られています」

出発の前々日、眞子さまは両陛下に留学のご挨拶をされている。その際、天皇皇后両陛下と眞子さまのお三方だけで昼食もともにされている。この昼食会について、文化女子大学客員教授の渡辺みどりさんは次のように語る。

「天皇陛下と美智子さまの、”初孫”眞子さまに対する期待はとても大きいのです。日本皇室と英国王室の関係も長い歴史があり、眞子さまにも両国の親善を担ってほしいというお気持ちもあって、昼食をご一緒されたのだと思います」

女性宮家を創設するのか、それとも結婚後も内親王の尊称を保てるようにするのか。政府関係者によれば、眞子さまや佳子さま、そして愛子さまの未来に関わる皇室典範改正法案は12月以降に国会に提出される見込みだという。