BS-TBSでやっている勝敗予想、追う者としては、ここまでシーズンが進んでいる段階での直接対決の引き分けなんて負けと同じ、と分かっていながら、あろうことか「引き分け」と予想する不届き者がここにひとり(笑)。で、本当に引き分けてしまう寸前でしたが、見事に予想が外れてサヨナラ勝ちとあいなりました。

きょうのヒーローインタビューは平田でしたが、内野安打の和田、犠打の森野、歩かされた井端、ライトヒッティングでつないだ谷繁、そして平田に、代走で出ていた3走・柳田。11回の攻撃に関わった全ての選手がヒーローでしたね。


ちょうど1ヶ月ぶりの先発だった中田賢一。中スポで語っていた通り、ボールの力は確かに戻ってましたねぇ。真っすぐでジャイアンツの各打者を差し込んでました。

6回は長野を敬遠して松本勝負とするも、こちらも歩かせてしまいツーアウト満塁の大ピンチに。次が坂本というところで、以前なら勝負球が甘くなって先制点を許し…というパターンが目につきましたが、きょうは投手有利のカウントとして4球目、坂本も配球を読んだかのような反応を見せバットに当てられるも、フォークをしっかり低めに決めてショートゴロでピンチ脱出。

残念ながら勝ち星にはつながらなかったものの、ジャイアンツ先発・杉内と堂々と投げ合ってくれたのは何より大きな手応えとなりましょう。次回以降にも期待ですね。


きょうは守りもしっかりしてましたね。井端は並のショートだったら捕り損ねてしまうんじゃないか?という2塁ベース寄りの難しいゴロを、再三苦もなくさばいてくれましたし、8回には長野の三遊間寄りのゴロを間一髪でアウトに。

また堂上直倫は、5回の村田のサードゴロをさばき、ノーステップで2塁にストライク送球。村田の足がさほど速くないとはいえ、ステップを挟んでいたら1塁セーフとなったかもしれず、メリハリの利いた動きを見せてくれました。

また11回には山井が、長野のサードゴロのような打球を自らさばいて1塁送球、森野も何とかベースから足を離すことなく止めて間一髪アウトに。投手戦の陰で、野手陣の動きも冴えたゲームでしたね。




さてあしたからは引き続きナゴヤドームでベイスターズとの3連戦。予告先発は、ドラは小笠原、ベイは小林太志で来ますね。
120816小林太志

今季は主にリリーフとしての登板に重きが置かれた起用ですが、ここ3登板は続けて先発しているんですね。チームとして相性がいいスワ戦で勝ち投手になっているものの、今回抜き出してみた先発としての成績自体は、リリーフ込み込みのデータより悪くなるんですね。長いイニングを投げるために力をセーブして投げているからでしょうか。

ドラ戦の小林太志は、けっこう中盤あたりまでまずまずのピッチングを見せるケースがよくある気がしますんで、攻撃陣としては気を引き締めてかかってほしいところです。

そして小笠原。
120816小笠原孝

これまで何度か先発の機会を得ながら、結果がついてこなかった小笠原。ベストピッチは7回途中1失点のファイターズ戦ながら、その次の先発となったジャイアンツ戦では立ち上がりに失点がかさみ、高木監督も交代のコールをしに行きかけて権藤コーチに止められて、その後立ち直りをみせて何とか試合をつくった、なんて登板もありました。

約ひと月半ぶりの先発の機会、かつてよく見せてくれたふてぶてしいピッチングの再現がなされるのを期待。先週、ベイには手ひどく連敗したので、今回はキッチリ借りを返させてもらわないといけませんね。そもそも首位を追撃するのに、申し訳ないけれど最下位のチームに足をすくわれている場合じゃありませんしね。あしたもがんばれドラゴンズ!。