宮澤さんのブログ。体調を心配するコメントが大量に寄せられている。

写真拡大

「国民的アイドルグループ」とされるAKB48からまた体調不良者が出た。ここ最近、主要メンバーが身体を壊して休養するという事態が続いており、「まるでブラック企業のようだ」といった声が挙がっている。

今回体調不良を訴えたのは宮澤佐江さん(21)。2012年4月16日の夕方、AKBオフィシャルブログで、この日の公演を休むことが発表され、宮澤さんもブログで「ぎりぎりのお知らせになってしまい、本当に申し訳ありません」と詫びた。

東北の屋外で握手会後、「寒い。身体が痛い」

宮澤さんは2011年の第3回選抜総選挙で11位。メディア選抜として、テレビや雑誌のグラビアページなどにもよく出ており、ブログでも連日仕事のことを書いていた。

14日と15日の週末には、仙台で行われたファンとの握手会に参加。人気メンバーにもなれば一日に大量のファンと握手しなければいけない上、この日の握手会は屋外スタジアムで行われた。14日の仙台は曇りで最高気温は11度。宮澤さんはブログに「仙台はまだ風が冷たくて冷え込んでいましたが、来てくださったみなさまは体調とか大丈夫かな?」と書いていたが、自分が体調を崩してしまったようだ。仙台から帰ってきた16日未明には、グーグルプラスに「寒い。身体が痛い。またもや嫌な予感」と投稿している。

AKBメンバーの体調不良はAKBがブレイクした2010年からたびたびあったが、2012年も相変わらずだ。特にこの4月に入ってからは、人気メンバーが次々と不調を訴える異常事態となっている。

「そろそろスト起こした方がいい」「酷使しすぎ」

まず、AKBとSKEの兼務が発表された松井珠理奈さん(15)が、貧血や過労で4日に入院。12日に退院し、徐々にステージに立っているものの、まだ完全体ではないようだ。

板野友美さん(20)も発熱のため7〜9日の会見や握手会をお休み。扁桃腺が腫れるなどし、食事するのも大変な状況だったという。渡辺麻友さん(18)も、病院で「急性胃腸炎および咽頭周囲炎」と診断され、11日と12日に行われた全国ツアー公演への参加を見送った。

いずれのケースも働き過ぎが一因だと見られている。人気アイドルなのだから忙しいのは当たり前だし、メンバーもプロなのだからちゃんと自己管理しないといけない、という意見もある。しかし、未成年のメンバーもたくさんいるし、AKB運営側もしっかりバックアップしなければいけないだろう。

実際、仙台での握手会の会場が屋外スタジアムだと説明された際に、劇場支配人のグーグルプラスアカウントに対して、「屋外会場を選んじゃってる時点でファンやメンバーの健康なんて考えてないとしか思えないです」という批判の声が多数寄せられていた。

最近2ちゃんねるでは「AKBはブラック企業」というコピペが流行っている。「常にメンバーと競争、気を抜けばすぐ追い抜かれる」「握手会という名の営業過酷。対応悪ければ晒しものという実態」といったものだ。

今回の宮澤さん体調不良についても「酷使しすぎ」「ほんとに全部体調不良なのだとしたら組織としてやばすぎる そろそろスト起こしたほうがいい」といった声が挙がった。

宮澤さんは、17日グーグルプラスで「昨日はご心配おかけしました。体調は昨日よりだいぶ良くはなりましたが、まだ100%ではないかなって感じです」と報告。病院に行ってから仕事を再開したようだ。ファンからは「無理しないで」といったコメントが大量に寄せられている。